旧校舎のディアボロス
一章
第二話 悪魔に転生しました!
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直撃し男はそのまま地上に降りた。
「今のも貴様の!…………という訳ではなさそうだな」
力が投降されてきた方向を向くと転送陣が浮かび上がっており、そこから紅いストベリーブロンドよりも紅い髪の女性リアス・グレモリーが現れた。
「その子に触れないで頂戴」
(リアス・グレモリー……)
「貴様、何奴だ?」
そう聞くと男は光の槍を瞬時に投影しリアス・グレモリーに投げるが、それは白い髪の少し無愛想そうな顔の可憐な少女に弾き飛ばされた。それをキャッチした男はそのまま彼女たちに突っ込んで行くが頭上から雷光が男ギリギリのところに落ち、黒髪のポニーテール頭の女性が現れた。
「紅い髪…そうかグレモリー家の者か」
「リアス・グレモリーよ。ごきげんよう堕ちた天使さん」
「ふふふ、これはグレモリー家次期当主の管轄であったとは…そやつはそちらの眷属か?」
「この子にちょっかい出すなら容赦しないわ」
「そうか、それでは今回は詫びよう。だが下僕は放し飼いにしないことだ私の様な者が散歩がてら狩ってしまうかもしれんぜ?」
「ご忠告痛み入るわ。私の方も、もしまたこんな事が起きたら躊躇なくやらせて頂くからそのつもりで」
「その台詞そのままそっくりそちらに返そうグレモリー家の次期当主よ。我が名はドーナンシーク再びまみえないことを祈ろう……」
そう言いながらドーナンシークは飛び去って行った。彼を見ていた彼女も俺に視線を向け俺も彼女に視線を向き返した。
「初めまして、ですねリアス・グレモリー先輩」
「そうね、初めましてね光瀬悟志くん」
「取り敢えずお互い聞きたいことが山ほどあるとは思いますが今日のところはお互いに一つだけ質問するというのはどうですか?」
俺はそう提案すると彼女もその提案に賛成してくれたので早速、俺から質問することにした。
「貴女が俺を悪魔に転生させた主ということで良いのですか?」
「ええ、その通りよ。それでは次はこちらからの質問よ、先ほど貴方が使っていた技は何?貴方の神器なの?」
「あれは先ほども言った通り昔の友人が使っていた技を真似ただけです。それとその能力が神器なのではありませんよ。というかさらっと二つも質問しないで下さい」
すると彼女はクスリと笑った。
「それはごめんなさい。なんなら貴方ももう一つ聞いても良いわよ」
「大丈夫です、お気遣いなく。それでは皆さんまた明日学校で」
「ええ、また明日学校で、放課後こちらから使者をだすわ」
「了解しました。では」
こうやって俺の悪魔生活が始まったのであった。
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