サイトの実家
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出して店の掛け時計で、確認した
結構時間潰したし問題ないと判断して、
家に向かう。
◇◇◇
家に着いて靴を脱ぎ客間に入ってく、
出てきたときと違って二人とも、
打ち解けたように見える。
「話し終わったのか?」
母さんとルイズを眺めながら、座りこむ。
「お義母さんと話しは済んだわ」
「ルイズちゃんと話し楽しかったわ」
二人が仲良さそうに笑っていて安心した。
「じゃあ母さん一先ず帰るな・・」
ルイズに目を向け、意思を伝えた。
「お義母さん・・また、遊びにきますから」
礼をしてから、サイトの隣を歩く。
「楽しみにしているわ・・二人共仲良くね」
笑顔で手を振り送り出してくれた。
「また来るよ母さん」
「はい・・」
一度、向き直り手を振り返してから
歩いていく。
念のために竹刀入れをコルベール先生に
作ってもらい、デルフを持ってきたけど
特に問題なさそうだな・・
人気(ひとけ)のないビルの屋上まで歩いてき
ルイズが杖を出した。
「いい世界ね・・それと、お義母さん好きになっちゃったから、別れるの辛くて泣かないでいるのに必死だったわ」
「そうか・・仲良くなれてよかったよ、また母さんに会いに行こう二人で」
向かい合いながら、手を握り見詰め合う。
「約束したわよサイト・・ちゃんと守ってね」
笑顔で笑いながら話す、最初の頃のオレに
見せてやりたいくらいだな・・
「当たり前だろ・・二人で幸せな家庭を築くんだから」
「そうね・・」
静かにワールドドアを開き、ハルケギニアが
映る空間に入り込む、刹那! 暗く暗転して、
体が引きずり込まれてく、
「なにこれ! 嫌! サイト!!」
突然のことに驚き、暴れだすルイズ。
「大丈夫・・どんな場所でも側にいるよ・・オレは」
怖くないわけないが・・オレが冷静に
ならないと・・ルイズを守るんだ!
強く抱き締める。
泣いてたルイズも、安心したのか、
背中に手を回して抱きつく。
「私・・貴方を好きになってから弱くなってた、思いが繋がったら繋がったで、安心して弱い自分をさらけ出すようになってしまったわ・・責任とってねサイト・・居なくなったら許さないんだかね」
真っ暗で、何も見えない空間に呑まれながら、
うるうる光る瞳がサイトを捉える。
「頼まれても離さねぇよ!! 任せとけ!」
力強く宣言した・・時には命を掛けた
こともあった、それくらい大切なんだ・・
誓えるさ、死ぬときが来
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