サイトの実家
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顔色は窺えなかったが想像するのは、難しく
なかった・・
「ルイズさんと二人で話したいんだけど、席空けてくれないかしら」
ルイズがぴくっと反応した・・
ヤバイよなこれは・・ダメだ1人にできないだろ。
「オレがいちゃ話しずらいのか・・?」
何の話しをするんだ? 瞬きもせず、
母さんの目を凝視していた。
なんとかしないと・・どうする。
「とって食うわけじゃないんだから・・女同士の話しです」
しっしっし、手でアッチいけとされ、
さっき再会したとき泣いてたのに、
今度は邪険にされんのかよ・・
内心悪態をついた。
「わかったよ・・ルイズに迷惑かけんなよ」
ルイズのことが心配で頭が一杯だけど、
母さんは酷いことはしないだろうし、
話しを聞き出すの上手いから、オレが
いないほうが、解決するかもしれない
頑張ってくれ・・下を向くルイズの
頭を撫でてから、客間を後にする。
不安感を残した状態で・・靴を履いて出ていく。
◇◇◇
なんで一人にするの!! 頭撫でてくれたのは
嬉しいけど、状況変わってないじゃない!
どうしよう・・なにか話さないと・・
サイトの世界の話なんて・・
できないわよーー!!
とりあえず、顔を上げなくちゃ・・ずっと、
下を向いてるのは失礼にあたるわよね。
意を決して前を見ると目が合ってしまった。
「・・・・・・」
頭が真っ白になって、何を言えばいいか
なんて考えられない・・でも・・
考えないと、サイトいないんだし、
お母さん無表情で、プルプルしてきたわ・・
怒っているわよね、異世界から帰ってこれると、
伝えるのと一緒に結婚した人を紹介します
なんて、急すぎるもの・・でも!
この好きな気持ちは嘘偽りなく本気だから
認めて欲しい、
サイトが私の家族と向き合ってくれたみたいに、
今度は・・私がサイトの家族に向き合わないと!
なのに・・口が開いてくれない・・なんで!
「可愛いい!! お人形さんみたい!」
きゃっ!・・えっ?どうなってるの?
抱き着かれて、頭撫でられてる・・
意味がわからずに混乱していく。
「あの・・その・・」
どうしたら、いいんだろう・・流されてるわ。
邪険にされるよりは、助かるけど、
困惑しながらお母さんを眺める。
「ビックリしたわよね! ゴメンなさい! 可愛いから・・つい!」
反省したように、体を離していく。
この反応からして、反対してないのかしら?
聞いてみないと・・・・わからないわ。
深呼吸、そう落ち着いて話せば、
大丈夫なんだから・・
「その反対じゃないんですか? 私とサイトの関係・・」
普通
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