友人、増えました
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すから、少しでも自分の力を好き勝手振る舞える相手が大好きなんですよ。まあ、未だに上級下位の魔法の攻略が出来なくて負け続けてますが」
「上級下位?」
リアス・グレモリー様が疑問を口にする。まあゲームが始まる前の暇つぶしに説明してあげれば良いか。
「ゼオンが使う魔法は下級下位から最上級までの10段階に分かれています。私はなんとか中級上位までの魔法に耐えられるだけの耐久力を得ましたが、上級下位の魔法には対策込みでも耐えられないのが現状です」
「彼が上級下位の魔法を使う際は事前にレーティングゲーム会場の結界強化の申請が上がってくるからね。強化しなければ会場が持たないんだ。今回はその申請が無いと言う事は最高でも中級上位の魔法しか使わないと言う事さ」
サーゼクス様がオレの説明を補足してくれる。と言うか態々申請してたのかよ。
「まあ、今回はディオ・ギコル・ギドルクだけで終わるでしょうね」
「ちなみに予想ではどんな魔法だい?」
「中級上位の氷の鎧と凍気の操作でしょうね。ディオが中級上位、ギコルが氷や凍気の放出、最後のルクの部分は強化系の意味を持っていますから。確か眷属に静の氷の造形魔法使いが居たはずですから、そこから開発したのでしょう」
「氷か。これで彼がレーティングゲームで扱う属性は雷、重力に続いて三つ目か」
「訓練に使っていた限りでは、岩、炎、風、水、樹、よく分からない鬪気の様な物が2種類ですね」
「随分と多彩だね」
「ですが、実戦で使える様な物ではないと言ってましたね。魔力の消費が悪すぎるって。いつもムダに余らせているくせに」
そんな話をしているとゲームが始まるらしく、パーティー会場に幾つものモニターが浮かび上がる。そしてゲーム説明が終わり、開始と同時にゼオンがディオ・ギコル・ギドルクを発動させる。
「あっ、愚弟が凍った」
「これは、また、中級上位の魔法の中でもかなり上位に当たるみたいだね」
「凄い!!」
「これで中級上位とは、噂以上の強さだろう」
「対応を間違えてたら危なかったわね」
上からオレ、サーゼクス様、リアス・グレモリー様、サイアス、カリナだ。愚弟が参加していたのは知らなかったが、おそらくゼオンを倒した者をリアス・グレモリー様の婚約者にするとでも言われていたのだろうな。フェニックスの不死性を活かしてゼオンを倒そうとして突出していたのが仇となり、一瞬にして炎ごと氷付けにされてしまった。
ディオ・ギコル・ギドルクはオレの予想通り、氷の鎧と凍気を操作する魔法であったが、予想以上の威力を見せつける。魔法の発動と同時にゼオンは凍気の渦の中に姿を隠し、未だに姿が完全に見えないがチラチラと氷で出来た鎧が見える。そしてゼオンを中心にゲーム会場が凍り付いてい
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