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ハイスクールD×D 雷帝への道程
友人、増えました
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言。それはもうにやにやしながら見させて貰ったからな」

「ほう、からかう覚悟はあるみたいだな、ローウェル。新魔法の餌食にしてくれようか?」

「おっと、そいつは楽しみだ。いずれ全部の魔法を引きずり出して対策を練ってやるよ」

「そういうのは上級下位(ディオガ級)を攻略出来てから言うんだな」

「痛い所を突いてくるな。それでもエクセレス・ザケルガは今回攻略しただろうが」

「たまたま運が良かっただけだろうが。まあそれについては追々でいいだろう。紹介して貰っても?」

「おっと、そうだったな。右がサイアス・グラシャラボラス、グラシャラボラス家の次期当主。見た目はタトゥーとかの所為でヤンキーに見えるが」

「ブースターの役割があるタトゥーに人間が使う魔術的要素を取り込んだ服装に髪型か」

正装とは言いがたい、と言うか不良高校の頭みたいな格好に顔の右半分を覆うタトゥーの所為で普通の感性の奴には受け入れられないだろうな。

「おっ、よく見抜いてくれたな。大抵の奴はこの格好を見ると嫌そうな顔をするんだがな。これでも他人に迷惑をかけるつもりは無いし、力のある奴や知識が豊富な奴からは一目置かれるんだよ。まあ、弟が意味もよく分からず真似してただの不良みたいになってるのが最近の悩みだ」

「苦労しているみたいだな。ゼオン・ベルだ。ゼオンでかまわん」

「オレもサイアスでかまわん。それにしても前から気になっていたんだが、何で一人でレーティングゲームに参加しているんだ?」

「ああ、オレの眷属なんだが一番年上でもまだ12でな。足手まといにしかならん。それにあまり戦いの場には出したくないんだよ」

「ほう、なぜと聞いても?」

「オレの眷属は、皆辛い過去を持っていてな。特に最古参の二人は、特に、な。悪いがこれ以上は」

「いや、こちらこそすまない。軽々しく聞く物じゃなかった」

「気にするな。まあ、そんな訳もあってオレの眷属は家族として扱っている。他人からは傷の舐め合いと見えるだろうが、こればかりは本人達にしか分からない物だからな」

「そうだな。本人達がそれで良いのなら周りからあれこれ言う必要は無いな」

「そろそろ私の方も紹介してくれても良いんじゃないかしら?」

人間界の空の様に青い髪を肩の辺りで切りそろえた女性がサイアスを押しのける。

「おっと、すまんなカリナ。彼女は」

「カリナ・アンドロマリウスよ。アンドロマリウス家の二女。よろしくね、ゼオン」

「ああ、よろしく頼む」

握手を交わそうと伸ばした右腕でオレの懐の前の空間を掴む。

「中々手癖が悪いようだな」

「あ、あら〜、バレてた?」

「最近、新しく開発している魔法が似た様な物でな。姿を現せ。それで手打ちだ」

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