10ーnoise
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その時はいい勝負をしよう??」
2人の拳をついて、健闘をたたえ合うと笑いながら僕達は控え室を出て行った。
スノードロップ。
予選準優勝。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「シーノーンー!」
「あ!スノー!」
待合室に行くとシノンがいた。
僕は笑いながらシノンに向かって行く。
「あれ?次決勝?」
「そうよ。…ただ相手がキリトなのよ。」
シノンが少し暗い表情をする。…まあ、そうだよね。自分が友達になれそうな女の子が男だったらショックだよね…。
「そういえば…キリトなんだけど…」
慌てて話を変えてきた。…うん。やめようこの話。トラウマをほじくるのは良くない。
「一回戦勝った時になにかに…怯えてたの。」
「…?キリトが?」
「うん…なんか誰かにあったみたいで…。」
あいつが怯えることなんて鬼嫁アスナの事くらいだろう。そのアスナは会うことはないだろうし…。
んじゃ一体誰に?
考えていたのだが。次のキリトの言葉で僕は思考を放棄した。
「それで私を見ると腕を掴んで身を寄せてきて…」
「OK!キリト。現実で肘関節をありえない方向に曲げてやるぜ。」
「別にやらしいことはされてないから大丈夫よ。…それよりスノー予選はどうだったの?…まさか予選落ち?」
僕はキリトへの処刑を何にするか考えるのを止め、僕は結果を報告する。
「ん?そんな事はないけど。決勝で負けちゃった…。闇風さんはやっぱり強いね。」
「そう…それは仕方ないわね。まあ、予選突破したからいいじゃない。」
「まあね。…それより。」
僕は少し話を戻してシノンに警告する。
「…キリトは強いよ。対人戦なら僕がリズム感覚があったとしても勝つのは至難の技だ。」
「そう…でも私は負けない…!強くなるために。」
シノンの目に闘志が沸く。だけど顔が少し強張っている。少し…心配だな。
僕はそれをみて、シノンの頭を乱暴に撫でた。びっくりしたようにシノンが跳ねる。
「スノー!何するの!」
「いやー?緊張してそうだったから…つい。
…だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫。ほら?魔法の言葉だよ。唱えてご覧?」
シノンはポカーンとしながらも。クスッと笑って。
「だいじょうぶ。ダイジョウブ。大丈夫…」
「シノンは大丈夫。きっと勝てるよ!…ほらそろそろ時間だよ?行ってらっしゃい!」
「うん…!…行ってきます!」
そうしてゆっくり控え室に向かって行くシノン。
控え室に入る直前。シノンはこちらを向いて。
「…佳。ありがとう!」
少しにっこりして、入って行った。
なんで僕は顔が熱いの…?熱出たかな?そしてニヤニヤが止まらない。この感情わから
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