10ーnoise
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予選もこの後順調に、勝ち進み、 (と、いってもHPが4割切るのがほとんどだったが。)見事決勝進出をした。
そして、決勝の場所は…廃ビル街だった。
「これは…どうみても僕負けじゃない?」
実は対戦相手はこの前のBOBの準優勝者。闇風さんだった。めっちゃくっちゃ俊敏性を上げているみたいで…先からこっちの攻撃を綺麗にかわされ、カウンターをもらいまくっていた。HPの割合は闇風さんが6割、僕は3割だ。
「??もう来た!」
闇風さんはもう僕の前方100m先に来ていて、軽量のサブマシンガンを乱射してくる。ビル街だが今、大通りの一本道。逃げ場がまったく無い。僕はそのまま迎えうち。
「なめ…るなああああああ????」
今回は両手にワルサーを装備している。両方合わせた装填数は20発以上。その一斉射撃が僅かに闇風を捉える。
「??」
僅かに怯み体制が崩れた!ここは一か八か…
リロードをして、僕はとある歌を歌う。
「………………………………………………………………………………??」
…。リズムがガタガタだ…
リズムが狂っている銃撃は見事に外れ、体制を立て直した闇風さんのサブマシンガンが僕を捉えた。
そして僕の前にYOU DIEDと出るのはほぼ同時だった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「やっぱり、闇風さん強いっすね」
「ありがとうな。…そっちは本調子じゃなさそうだったみたいだが?」
「はは…いろいろありまして。」
「そうか…」
試合が終わり今、控え室で闇風さんと世間話中。いや…闇風さんクールだけど、話やすいな〜!
ちょうど闇風さんと話してるし、聞いてみるか。
僕はあの時の、死銃に殺されたらしいゼクシードの話を聞いて見ることにした。
「あ、そういえば、闇風さん。ゼクシードさんが回線切れした時一緒にラジオ番組に出てたんですよね?」
「ああ、そうだが?」
「その時何あったんですか?…いえ、不審な点とか?」
闇風さんは腕を組んで考えると、律儀に答えてくれた。
「そうだな。確かいきなりゼクシードが胸をおさえていたな。」
「胸を…?」
「そうだな。その後いきなり回線がきれたからな…」
「なるほど…」
この仮想空間はいわば、脳波だけの世界だ。
つまりその世界で脳が胸をおさえるほどの刺激が現実世界であった…?
「なんでそんな事聞くんだ?」
闇風さんが首を傾げるが僕は笑いながら。
「いや、なんか気になって…」
「そうか…最近ゼクシードが出てないが…大丈夫なのだろうか?」
まさか、「ゼクシード?死にました!」なんて言えず。
僕は闇風さんを少し睨んで。
「それより、…本戦では負けませんよ…!」
「ああ、
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