第193話 幕開けと共に終焉、終焉と共に惨劇は訪れる
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ひィ・・また・・あぅ・・どこで・・・な、泣いてなんかないですっ!ふぇ・・全然・・えぐっ・・泣いてなんかぁ〜・・・」
マカ「誰かーーーっ!全力で初代をあやせーーーーーっ!」
レビ「ハ・・ハードル高すぎるよ・・・」
子供のように泣きじゃくるメイビスを見て慌てふためくマカロフが声を荒げ、レビィが困ったように呟いた。
ト「ま、まぁまぁ初代さん、誰にでも失敗はつきものですよ。“失敗は成功の元”って言うじゃないですか。次の読みはきっと当たりますよ。」
メイ「ぐすん・・はい・・・」
ト&メイ以外「(オォーーー!トーヤが初代を泣き止ませたーーーーー!)」
トーヤの励ましの言葉にようやくメイビスは泣き止み、それを見た一同が声にならない驚嘆の声を上げた(声には出していないが、顔に出すぎている)。
ショ「それで初代、次は誰がぶつかるんですか?」
ショールが泣き止み冷静を取り戻したメイビスに問い掛ける。
メイ「今度こそ!私の計算が正しければ、エルザとカオリがぶつかるはずです。」
高台にある広場に、エルザはいた。
エ「(初代の読み通りならば、ここに来れば銀河の旋律の・・・)」
草履を履いた足を踏み締めながら、エルザは辺りを見回したその時―――――、
エ「!」
僅かだが背後から気配を感じ、咄嗟に振り返ったエルザの視界に入ったのは着物姿の女性―――幸福の花のナデシコと、小麦色の肌をした少女―――白い柳のウララだった。
チャ「ナデシコとウララだぁーーーーーっ!」
レ「あ。」
メイ「そ・・んな・・・」
再びチャパティ・ローラが叫び、レビィが小さく声を上げ、メイビスが消え入りそうな声で呟いた。
エ「(初代の読みが外れた!?しかも、敵は2人!!?)」
当然すぎる事に驚きながらも、エルザは別空間から刀を2本取り出しナデシコとウララの攻撃から身を守った。
ナデシコが両手から色とりどりの花弁を繰り出し、エルザとウララに攻撃を仕掛ける。ウララはナデシコの攻撃をかわしながら黒い水をエルザとナデシコに向かって放つ。エルザは2人の攻撃をかわし、2本の刀を2人に振りかざすが、ナデシコは花弁で、ウララは黒い水で防いだ。
エ「(攻撃、守り、回避の1つ1つに隙が一切ない・・・!ナデシコもウララという奴も、なかんなかの強敵だな。)」
ナデ「(さ・・ささ流石は、妖精の尻尾・・さ、ささ最強の・・・おおおお女魔道士、妖精女王ののののの・・エルザ、さん・・です・・・!)」
ウラ「(噂通りの武人さんという事か、エルザ・スカーレットさん。隣のナデシコさんだったか
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