第193話 幕開けと共に終焉、終焉と共に惨劇は訪れる
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福の花《ハピネスフラワー》と共に5位に並んだ。
それと同時に、月の涙は全滅(7位)。
同じ頃、別の場所では―――、
ルチ「不協和音。」
ルチーアが首から提げている無数の管の中で、1番長い管を吹くと、残酷な音色が辺りに響き渡った。
ハル「うっ・・くっ・・・!」
ハルトは両耳を塞ぐが、脳内で不協和音がガンガン響く。
ハル「こ・・こんな、ところで・・・負けてたまるかァァア!」
ルチ「!?」
7属性の武器の1つ、雷の槍を四方八方に振るいながら、ルチーアに詰め寄って行く。ルチーアもハルトの攻撃を上手く避けながら、首から提げている管の中で1番太い管を手に取った。
ルチ「これは僕が君の為に奏でる最後の演奏、鎮魂曲!」
管を口に銜え、息を吹き込んだ。
管からは静かだが、どこか寂しげな音色が響き渡った―――が、
ハル「アアアアアアアアッ!」
ルチ「何ッ!?」
ハルトは耳を塞ぐ事もなく、雷の槍をルチーアに向かって振るい続ける。
ハル「アアアアアアアアッ!」
ハルトの叫び声はどんどん大きくなり、鎮魂歌が聞こえなくなるほど大きくなる。
ルチ「まさか・・叫び声で鎮魂歌を掻き消しているのか・・・!?」
ルチーアが目を見開きながら驚嘆の声を上げたのと同時に、雷の槍の先にバチバチと電気が帯びた雷が圧縮されていく。
ハル「雷落砕!」
圧縮された雷がルチーア目掛けて放たれ、ルチーアの鳩尾に当たった瞬間砕け散り爆発した。
ルチ「ぐああぁあぁぁああああっ!」
ドサッと音を立ててルチーアはその場に倒れ込み戦闘不能。
ピッと音を立てて海中の洞穴のポイント数に1ポイント追加された。
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チャ「ここで月の涙も全滅!残るチームは後6つ!その中でも未だに5人健在中の妖精の尻尾が一番有利かーーーーーっ!?」
次々と全滅していくギルドもいる最中、5人全員が健在し続けている妖精の尻尾の勢いは一向に止まらない。逆にどんどん勢いが増していく一方だ。
ビス「す・・すごい・・・!」
ワカ「このまま俺達、2年連続で優勝できるんじゃねーか
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