第193話 幕開けと共に終焉、終焉と共に惨劇は訪れる
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らく鮮血のように赤い瞳を動かさずにいた。
ハイライトが消え失せたマヤのオレンジ色の瞳は、どこを見ているのかさえも分からない。ただマヤは、覚束ない足取りで1歩1歩足を進める。
マ「・・地下・・・地下・・地下・・・地下・・地下・・・地下・・地下・・・地下・・地下・・・」
まるで何かに取り憑かれたように同じ、言葉を何度も繰り返し繰り返し呟きながら、マヤは向かう。
『極悪十祭』の火蓋がある、ドムス・フラウの地下へと――――――――――。
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ナデ「美花砲ッ!!」
セイ「雷杖!」
色とりどりの花が圧縮された砲丸が放たれ、セインは雷杖を振るって応戦するが、勢いのある砲丸は雷を呆気なく突き飛ばしてしまう。
セイ「そんなっ・・・!?ぐぁああぁああああっ!」
砲丸は容赦なくセインの鳩尾に直撃し戦闘不能にする。
月の涙のリーダーであるセインを倒した為、ピッと音を立てて幸福の花のポイント数に5ポイント追加され、幸福の花が5位、白い柳が6位になった。
同じ頃、別の場所では―――、
ウラ「水神の・・・荒波ッ!!」
カイ「水竜の・・・翼撃ッ!!」
水の神、ウララと水の竜、カイが激しくぶつかり合っていた。
黒い荒波が押し寄せ、青く透き通った水が押し戻しウララを攻撃する―――が、
カイ「!」
ウララが水をすごい勢いで飲み干していく。
ウラ「ふぅ〜、美味しい水ですね。私は竜の水を飲む事が出来ますが、あなたは神の水を飲む事は出来ません!」
そう叫びながら、まだ驚いているカイに向かってウララは地を小さく蹴り駆け出した。両手と両足に、黒い水を纏っていく。
ウラ「滅神奥義!」
カイとの距離がわずか数十mの所で、ウララはその場でカイの頭上まで跳躍すると、
ウラ「水波落爆ッ!!」
空中で1回転しながら両手両足に纏った黒い水を雨のように、爆弾のようにカイ目掛けて降らした。
土煙が巻き上がり、カイの姿が見えなくなった。ウララは綺麗に着地すると、万が一カイが土煙の仲から飛び出して攻撃してきてもいいように身構えた。
土煙が晴れると、傷だらけでその場に倒れているカイがいた。
月の涙の副リーダーであるカイを倒した為、ピッと音を立てて白い柳のポイント数に3ポイント追加され、再び|幸
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