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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
第193話 幕開けと共に終焉、終焉と共に惨劇は訪れる
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精の尻尾《フェアリーテイル》かっ!?未だに脱落者0!唯一5人健在しているーーーっ!これは強いぞーーーーーっ!!」

映像魔水晶(映像ラクリマ)にナツ、グレイ、エルザ、リョウ、ユモの姿が映し出された。

ヤジ「だが、銀河の旋律(ギャラクシーメロディー)もまだ4人健在しておる。他のギルドも3人や2人というところが多いから、最後まで油断は禁物だよ。」

他の映像魔水晶(映像ラクリマ)に映る、リオンやハルト、ナデシコやセイン、ルチーアやウララの姿を見ながらヤジマが冷静に呟いた。





ト「皆さんすごいですね。」

ハ「そりゃぁ、フィオーレ一のギルドが決まる最終戦だからね。」

シャ「皆、前が見えなくなっちゃうほど熱く戦ってるのよ。」

感嘆の声を上げたトーヤの呟きに、映像魔水晶(映像ラクリマ)から顔を上げずにハッピーとシャルルが答えた。

ウェ「今年の大魔闘演舞は、出場ギルドが多い故に、手強い人達が大勢いるのにも拘らず、首位に立っている事だけでもすごいですよね。」

マ「そんだけナツ達が強いって事だよ。」

ル「“1位になってやる!”って言ったら、ホントになっちゃうくらいだもんね。」

ショ「しかも、未だに脱落者0。優勝しても可笑しくないくらい最強すぎるよ、皆。」

ウェンディの言葉に続いてマヤ、ルーシィ、ショールが面白可笑しそうに笑いながら言った。

フ「でも、こっからが本当の修羅場だよな。」

1人真面目な顔つきで呟いたのは人間の姿をしたフレイだった。ルーシィ達が話してる間、ずっと映像から目を離さずにバトルの様子を見守っていた。

フ「銀河の旋律(ギャラクシーメロディー)はまだ4人も残っている故に、蛇姫の鱗(ラミアスケイル)には聖十のジュラに零帝リオン、白い柳(ホワイトウィロウ)にはギルド最強のウララが残っている。まだ何とも言えねェ状況だ。」

灼熱の炎をそのまま映したかのようなフレイの瞳には、ナツ達に対する期待と同時に、蝋燭の灯火のように不安が微かに揺らめいていた。

フ「もし、ナツ達が()

マ「バァッカ野朗ォォオオ!」

フ「うごはっ!・・な、何しやがるマヤ!いってェじゃねーかっ!」

バシィン!とものすごい音を立ててマヤがフレイの背中を思いっきり叩いてフレイの言葉を遮った。あまりの痛さに涙目になりながらフレイはマヤを睨み付ける―――が、マヤの右手の人差し指がフレイの顔を突きつけられた。

マ「まだ何とも言えない状況なんでしょ?なら、弱音じゃなくて声援を吐けっ!」

マヤの大きなオレンジ色の瞳に、フレイのマヌケな顔が映る。

マ「相手が手強いだろうが傷だらけだろうが、ナツ達は最後まで全力全開で戦う!応援する私達も、最後まで全力全開で
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