ターン13 正義の闇と運命の光
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がいい。もっとも、今の貴様には何を言っても無駄だろうがな。では、約束の品は確かに貰い受けた。2度と協力はしない』
その気配は最後にそう言い捨てて、部屋の中から去っていった。
「今のがこの島に存在する闇のカードの1枚ですね。エドに調査させた頃が懐かしいものです」
「ええ。地縛神………厄介な奴ではありますが、我々正義は必ず勝ちますよ。もっとも、今回はちょっとした取引で協力してもらいましたがね。さっきの清明の声、あれもあいつが喋ってたんですよ。なかなか上手いもんでしょう」
取引、という単語が少し気にかかったものの、何か考えているならばあえて聞くこともあるまいと思い口をつぐむ斎王。それだけ、ユーノの能力については信頼を置いているのだ。
それをよそに、今はただ眠り続ける三沢。その眠りが覚めた時には今度こそ、彼の精神は光の結社のものとなっているだろう。そんな不吉な近い未来を暗示するかのように、先ほどまで晴れていた夜空にはいつの間にか雲がかかっていた。
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