下忍編
許し
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つめられて忙殺される恐れがある。
だからといって、サクラを見捨てれるわけがなく…
と、次の瞬間、カカシの目の前に、窓から入ってきたらしい、墨で掛かれた鳥が舞い降りた…と思うと、ぼふんという音と共に紙を残して、その場から消え去る。
「…後、30分でつく、ね」
なんてタイミングだと後輩を呪いながらも、こくりとうなずいたカカシを見て、ガッツポーズをしたカトナは、ごそごそとポケットを漁ると、自分一人だと言うことに不安になっているサクラの胸に押し付ける。
「サクラ、はい」
「なに、これ?」
「とっておき、お札」
墨で書かれたらしい文字を見て、首をかしげたサクラに、カトナはふふと笑いながら、そのお札を渡す。
ずらずらと、汚い文字…というか見方を考えれば、最早線としか見れない文字ででかかれたその札は、黄ばんだ紙で出来ている。持っているだけで崩れてしまいそうなほど、見た目はボロく感じるが、しかし、意外と丈夫だ。
合計20枚のそのお札を見つめて、カトナは微笑んだ。
「きっと、役に立つよ」
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