第4話 鬼の少女、現状を把握する
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!!ケッ
「今何か、大変失礼なことを言われたような……ってそれより落ち着け雪村!いや雪村様!!此処は病院!今土方さんの他に多くの病人が寝てるから!絶対安静の人もいるから!な!?な!?」
上条は決死の覚悟で千鶴を説得していたが、彼女の耳に届いていないのか
「うふふふふ。何をそんなにあわてているんですか上条さん。私はただ貴方たちに私は女としての魅力があるかどうか聞いているだけですよ?それで?どうなんですか?上条さん…?」
「い、いや…その…」
一種のバーサーカー状態に陥った千鶴が二人に襲いかかるのも時間の問題かと思われたが、此処で救いの声が響いた。
「あー君達、ここは病院だからね。話くらい自由だが、もう時間も遅いんだし他の患者さんに迷惑が掛かるから程々にね」
今まで“我関せず”の姿勢で仕事に集中していた先生が3人(特に千鶴)に注意を促した。彼にとっては何気ない一言だったが、2人にとっては彼が救いの神に見えたそうだ。しかし千鶴の目の前でそんな事も言えるわけもないのであえて黙ることにした
そして千鶴も事の状況に気付き、先生に謝罪する。
「す、すみませんでした!私ったら……」
謝罪する千鶴だったが、此処で先生からある驚きの事実が発表される。
「いや、わかってくれたら構わないよ。ところで……君は雪村千鶴といったね…」
「は、はい…」
千鶴は相手が医者の為か少々緊張した表情でカエル顔の医者の話を聞いた。
「君はさっき『自分は18歳』と言ったけど、君の体を調べたら何故か君の肉体年齢が“15歳”と結果が出たんだよ」
「「「……………………………………………」」」
上条、御坂そして千鶴の3人が目を点にしながら暫くの沈黙。さらに……
「それから土方君の体を調べたけど、雪村君の話通りなら彼の年齢は35歳だよね?」
「は、はい…そうですが…」
茫然としている千鶴たち3人にカエル顔の医者は真実という爆弾を投下した
「彼の肉体年齢……若返っているみたいで25歳だよ」
「「「…………………………………………………………………………………………」」」
千鶴の3人は目を点にしながら沈黙が続き、そして……
「「「えええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇっ!!?」」」
悲鳴に近い3人の驚いた声が病院内を響かせた
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