暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
76話:模擬戦決着! 勝者は…どっち!?
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!」
「しまっ…!」
そう、すでにスバルは攻撃の準備を終えていたのだ。スバルが持つ魔法の中で、一番の破壊力と貫通力を持つ―――憧れの人の名前を借りた、自慢の一撃を放つ、準備を。
「ディバイィィィン―――」
この瞬間、士はヤバイと感じた。この至近距離での砲撃魔法。それを……生身で?
その危機感を頭で理解するよりも早く―――士はカードを取り出していた。
「バスタァァァーーー!!」
スバルはそのまま自らの魔法を放ち、士は水色の光に消え、爆煙に飲み込まれた。
「や…やった……!」
遠くで見ていたティアナは、小さくガッツポーズを作る。
ティアナの作戦としては、キャロの強化魔法を軸にエリオとスバルで何度か攻撃をする。その間にエリオが倒された時に、その隙を狙ってスバルがバスターを叩き込む。というものだった。
勿論ティアナ自身も牽制として魔力弾を放つことはしていたが、勿論それで終わるとは思っていない。だからこそ、本命を一番攻撃力のあるスバルに任せたのだ。
『…ティアナ、今のは作戦?』
「え?あ、そうですけど…」
『ちょっと、やりすぎかな?士君は生身の筈なのに…』
なのはにそう言われた瞬間、ようやくそのことに気づいた。しまった、あの人はデバイスは使っていても生身だった。さすがにあれは生身には……
「―――いい攻撃だ」
そのとき、爆煙の中から声が聞こえてきた。それはよく通る声で、誰のものかなんて簡単にわかった。
少し離れた場所で見ていたスバルも、それに気づいて目を丸くしていた。
ゆっくりと煙が晴れていく。そこに立つ人影は高さは変わらず、しかし煙越しでもその異様さはなんとなく感じられた。
「結構容赦なくやってくれたな〜。たく、少し焦ったぞ」
そう言って露になる士の姿。だがそれはフォワードの四人が知る姿とは、似ても似つかないものだった。
黒や白、ピンクに似た色で彩られた体。緑の複眼を持つ、異質な姿。
『…士君、それは禁止した筈だよ?』
「わかってるよ。俺の負けで、お前ら四人の勝ちだよ」
でも、見たことのあるその姿。ある者は救われた時に見た背中、ある者は雑誌で見た姿。陸士なら一度は憧れる、陸のエースの一人。
門寺士―――またの名を、仮面ライダーディケイド。
「いやはや、負けちまった〜!」
ははは、と笑いながら変身を解く。そこへスバルやティアナがやってきて、なのはもエリオとキャロを連れてやってきた。
「どう?うちのフォワード陣は?」
「ん〜…まぁ、新人にしてはいい方だろうよ。ま、個々で色々言いたいこともあるけどな」
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