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ルドガーinD×D
第二十二話:怒りの証〜小猫side〜
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か?
…もう体を動かすのもやっとじゃないのでしょうか?

「こ、この下賤がああああっ!!!!??」
「お前の死因はただ一つ……俺の家族を傷つけたことだ!!!!!」

そう冷たく言い放つと銃を空に向かって放り投げるルドガー先輩、そして素早くハンマーに持ち替えダンタリオンを骨が砕ける音と共に叩き潰す、そしてそのまま容赦することなくリバウンドして浮かぶダンタリオンをクロスするように斬りつけて元居た場所に戻り先ほど投げた銃をキャッチする……曲芸みたいです

「祓砕斬!!はあああっ!!零氷っ!!!」

そして止めとばかりに全方向からの魔力弾(?)を撃ち出してダンタリオンに打ち込む
……煙が晴れた後には何も残っていません…恐らくあれで死んだのでしょう

「クロッ!!!」
「ルドガーッ!!!」

ルドガー先輩はダンタリオンのことなど初めからいなかったかのように無視し若干足を引きずりながらですが一目散に姉様に駆け寄っていき姉様もそれに応えてお互いに強く抱きしめ合う

「会いたかったにゃ……」
「連れ戻しに来たぞ……クロ」
「うん……」

……どうして私は生き別れた姉のラブロマンスを再会と同時に見せつけられてるのでしょうか?…しかも相手は先輩という状況に私はどうすればいいんでしょうか?

「クロと離れてからずっと心に穴が開いたみたいだった」
「私だって何にも手に着かなかったんだから」
「俺の方が辛かったさ!!!」
「私にゃ!!!」
「俺っ!!!」
「私っ!!!」

…何堂々といちゃついてるんですか?
…私の身にもなってください

「……ははっ…俺達一緒にいないとダメダメなんだな」
「……うん……これからも一緒にいてくれるよね?」
「言わなかったか?……ずっと一緒にいて欲しいって」
「っ///////////……うん」

…これはあれですか?…ルドガー先輩が私の義兄さんになるってことですか?
…なに私をホッポリ出してる間にちゃっかり素敵な旦那をゲットしてるんだ、とか
生き別れていた妹が目の前に居るのに何の反応も見せないのか、とか
いろいろ言いたいことはありますがこれだけは言わせてもらいます

「…いちゃつくならよそでやって下さい!!!」

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