第六話 リングマ
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かった。
「来たか、ツヴァイ。」
「ポケモン達は元気みたいだね。」
施設に入ると色々な防弾ガラスに分けられた部屋でポケモン達が元気そうにしていた。
草ポケモンは草地、氷ポケモンは冷凍された部屋などポケモンに合った環境になっている。
「さて、あいつは元気になったかな。」
「…。」
フィーアの言う「あいつ」…とは…。
「…リングマ…。」
十万ボルトが使える、リングマである。
たくさんの検査を受けてしまったせいか疲弊して部屋の隅から動かなくなっていた。
「ひどいよ…こんなになるまで検査するなんて…。」
「しょーがねーよ、また暴れでもしたら他のポケモンまで迷惑がかかるんだ。それに原因をつきつめねーと他のポケモンもおんなじことなるかもしれねぇんだからな。」
「くっ…。」
悔しそうにしたかと思うと部屋に入って行った。
「おい、ツヴァイ。」
他のノーマルタイプのポケモンとは隔離されている。
「…リングマ…他のポケモン達と遊んでみようか。」
リングマに触れようとすると鋭い爪を振り上げた。
「ッ!」
すぐに身をかわしてボールに触れた。
「リングマ…。」
サーナイトを出すとゆっくりとリングマに近づいた。
「…大丈夫だから。」
しかしリングマは十万ボルトを放った。
それを見たサーナイトは十万ボルトを放ち相殺した。
「リングマ…。」
「…もうよせよ、怪我するぞ。」
「大丈夫だよッ!」
フィーアが駆けつけるもののツヴァイは振り返らなかった。
「グオオオオ!」
ギガインパクトを放ちサーナイトは吹っ飛んだ。
「サーナイト!」
ダメージが大きいのかなかなか立ち上がれないようだ。
「くっ…グレイシア…。」
しかしリングマがツヴァイの目の前に迫っていた。
ギガインパクトの反動がきていなかった。
「ッ…!?」
「ガブリアス!」
目にもとまらない速さでガブリアスはリングマを一撃で瀕死にさせた。
「あっ…リングマ!」
「危なかったな…。」
「ッ…!なんで…ッ!なんで倒したんだよ!」
「なんでって…お前を助けるにはこうするしか…!」
「最低…!」
フィーアを突き飛ばして走って行ってしまった。
「………チッ…。」
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