第四話 由比大尉!正雪の方じゃないからな!!その十一
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「中島敦とか芥川龍之介とかな」
「この作者他には織田作之助よく出すな」
「大阪の作家だからってな」
「自由軒も行ってな」
「夫婦善哉とか」
どちらも難波にある、特に夫婦善哉のある法善寺横丁は独特の昔ながらの大阪の趣を残しており入るだけで楽しめる。
「他にもいづも屋も行ったらしいな」
「それで知り合いの人にやたら自由軒勧めてるらしいぜ」
「というか奈良県民なのに大阪かよ」
「作者の親父さんが大阪生まれだから贔屓にしてるんだとさ」
「あと大阪に親戚や知り合いの人が大勢いて」
それで大阪である。
「大阪は地上の楽園とかツイッターでもいつも言ってるな」
「それって北朝鮮じゃねえか」
「そう言うと全然イメージよくねえよ」
「何だよ、地上の楽園って」
「こっちには将軍様いねえぞ」
「くいだおれの親父だよ、いるのは」
大阪名物の一つだ。
「あと蟹とづぼら屋の河豚な」
「作者蟹道楽の蟹を子供の頃見て看板から降りて来て人襲うって思ってたんだぜ」
「あそこにあるエリリアンもな」
「あと高島屋のロケットが自然に飛ぶとかな」
「馬鹿だから思ってたらしいな」
「どんな馬鹿ガキだよ」
「ガチでノストラダムス信じてたレベルの馬鹿だったのは本当だ」
実に好き勝手言ってくれる。
「奈良でも東大寺の大仏さんが立ち上がって暴れるって思ってたりな」
「仮面ライダーが本当にいるって言って皆に笑われたりとか」
「本当に馬鹿だよな、作者って」
「私達そんな人に書かれてるのね」
実に好き勝手言う、しかしだった。
それが普通に終わってだ、彼等は由比に言うのだった。
「何はともあれ由比さん、勝って下さいね」
「ジャスティスカイザーに勝って下さい」
「その弓の腕で」
「絶対に」
「私は負けはしない」
勝つというのだ、事実上の勝利宣言だった。
「正義は必ず勝つのだからな」
「そうですよね、そもそもこれまでの人も日帝衆に実力では圧勝でしたよ」
「負けている要素なかったですから」
「それをあいつ等が卑怯なことばかりして」
「それで勝ってきましたから」
「今度は弓道、卑怯なこと出来ないです」
「ですから由比さんが勝ちますよ」
この弓道の勝負では、と言うのだ。
「絶対にです」
「負けないです」
「負ける要素は一兆分の一もありません」
「何一つとして」
「負けろジャスティスカイザー!」
「負けて消えろ!」
最後は二人への逆エールになった、その彼等を猫カフェのテレビで優雅に兄弟で観ながらだった。尚智は尚武に言った。
「おい、一兆分の一って言ったよな」
「ああ、何処の誰か知らないけれどな」
尚武も尚智に応える。
「確かに言ったな」
「俺達が勝てる筈がないってな」
「その可能性は一兆分の一以下
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