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Chocolate Time
第1章 双子の兄妹
1-4 禁断の時
禁断の時
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上げた。「んんんっ!」
「うあっ!」ケンジも思わず叫んだ。
 そしてついに、ケンジは臨界点を超えた。

「出、出るっ!」
 どくん!
「んっ、んんっ!」
 ケンジはびくびくと腰を大きく脈動させながら襲いかかってきた強烈な快感に身を任せていた。

 びゅくびゅくびゅくっ! びゅるるるっ!

 マユミは、今まで感じた事のない燃えるような激しい痛みを秘部に感じていた。眼からは涙がぽろぽろとこぼれていた。
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 脈動が収まって、ケンジはマユミを見下ろした。
 涙を流しながら苦痛に顔を歪ませている妹を見た途端、ケンジは焦って腕を突っ張った。
「マ、マユっ!」
「ケン兄……」
「だ、大丈夫か? マユ」
「うん。大丈夫だよ」マユミは照れたように指で涙を拭って、力なく微笑んだ。
「痛かったんだな? 俺、おまえに痛い思いをさせちまったんだな?」ケンジはうろたえて、身体をマユミから離そうとした。するとマユミはとっさにケンジの背中に腕を回し、ぎゅっと抱きしめた。ケンジは肘を折り、マユミの身体にのしかかった。
「だめ! まだ離れないで!」
「マユ?!」
「離れないで、お願い。そのままあたしにくっついてて! ケン兄、好き、大好きだから!」
 ケンジは少し胸を浮かせ、自分の体重がマユミに掛からないようにして、荒い呼吸を落ち着かせながらしばらくじっとしていた。

 ゆっくりと顔を上げたケンジは、数回瞬きをして、切なそうな表情でマユミを見下ろした。「マユ……、俺も、おまえが……」そしてはにかんだように唇を噛んで、また彼女の柔らかい身体を抱きしめ、耳元でそっと囁いた。「大好きだ……好きで好きで堪らない。もう離したくない……」
「ケン兄……嬉しい……」マユミは幸せそうに長く熱いため息をついた。


「ケン兄の……おっきいんだね……」
 マユミが小さな声で言った。
「痛かったんだろ? マユ……」ケンジはまた言った。
「少しだけね。でも平気だよ」
 マユミはケンジの目を見つめて微笑んだ。

 ケンジとマユミは繋がったまま、お互い顔を赤く上気させ抱き合っていた。

「男のコってさ、」
「うん」
「その……出しちゃった後って、無反応になる、って聞いたけど」
「一人でやる時はそうだな。無反応というより、めちゃめちゃ虚しくなる」
「なんで?」
「やっぱり、相手がいないからじゃないかな」
「今はどう?」
「なんか、今までにない幸福感がある」
「幸福感?」
「そうさ。好きな女の子と抱き合えてるんだ。幸せじゃないわけないだろ」
 マユミは恥じらったように微笑んだ。
「出す時、どんな感じだった?」
「あんまり……よくわからなかった」
「気持ち良くなかった?」
「大好きなマユを抱いている、っ
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