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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos35特別技能捜査課〜Interval 4〜
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家の方々はまだ居るかしら? ガアプ課長」
『久しぶり、ウーノ二尉。ええ、もちろん居るわよ。春からは同僚となるから、今は仲間たちと・・・その・・・、楽しいお喋りを?』
モニターに映し出されたんはわたしらの上司さんになるクー・ガアプ一等陸佐。サラサラそうな黒のショートヘア、綺麗な空色の目をした女の人や。そんなガアプ一佐(何等とか陸とか空を省略して呼ぶんが一般的そうや)とウーノさん、それにドゥーエさんが小さく手を振り合った後、ガアプ一佐がモニターの外をチラッと見た。
(なんや女の人の声ばっかりが聞こえてくる気が・・・)
モニターからははしゃいでるような女の人たちの声が漏れ聞こえてくる。ドゥーエさんが「何をしているの? 楽しそうな声がするけど」って訊くと、カメラが動いたかのようにモニターの映りが横移動。するとガアプ一佐と同年代くらいの女の人、エイミィさんと同年代くらいの女の子数人に、もみくちゃにされてるルシル君が映った。後ろ髪の右側を女の子の手によって三つ編みにされてて、左側を女の人の手によってサイドポニーにされてた。
「おやおや。随分と羨まし――コホン、ではなかった、可愛いことになっているじゃないか」
ウーノさんとドゥーエさんに睨まれて言い直したドクターがそんなルシル君を見て微笑む。そやけど実際にもみくちゃにされてるルシル君からして見れば笑いことやないってことは、モニターに映ってるルシル君の困り果てた表情からして判る。
「そ、そう。今からそちらにはやてさん、騎士リインフォース、騎士ザフィーラを向かわせるわ」
ウーノさんがわたしらを手招きしたから、リインフォースに車椅子を押してもろてウーノさんの側に移動すると、ルシル君を救出し終えたガアプ一佐が『ええ。はやてさん、リインフォースさん、ザフィーラさん。待っていますね』ニコリと微笑んで、ルシル君の髪で遊んでた人たちが「待ってま〜す♪」手を振ってくれた。
「あ、あの、よろしくお願いします・・・!」
『はい。こちらこそお願いします』
通信が切れると、「優しい娘たちばかりだから、安心できますよ」ってウーノさんがそう言ってくれた。ドゥーエさんの話やと、特別技能捜査課の人員は13人。その全員が女の人。となると、ルシル君にとってはちょう環境の悪い仕事場になるかもしれへんな。今の状況を見ると・・・。
「でははやて君たちの案内を・・・、そうだな。チンクにお願いしよう。ドゥーエ、あの子に連絡を」
「あ、はい、判りました」
チンクさん。シスターズってゆうドクターの娘の五女さんで、ルシル君やリインフォースみたいに綺麗な銀髪の持ち主さん。直接会ったことはないんやけど、礼儀正しい子やってシャルちゃんは言うてた。
そんなチンクさんと連絡(思念通話やろか?)を取って
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