暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos35特別技能捜査課〜Interval 4〜
[2/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
そうだね」ドクターは満足そうに頷いてくれた。
「ロストロギアとは過去に栄えた超高度文明から流出した遺物で、現代の科学力では同じ物を再現できないとされる物だ。が、それはつまり・・・現代で再現できさえすれば、ロストロギアという枠組みから外れることになる」
嬉しそうに笑みを浮かべるドクター。う〜ん、以前アリサちゃんが言うてたけど、確かにドクターはどこかマッドサイエンティストみたいや。
「オリジナルの魔導書をこうして解析でき、なおかつ生ける夜天の主であるはやて君、管制融合騎である騎士リインフォースが居るんだ。この私、ドクター・ジェイル・スカリエッティが、夜天の魔導書を必ずや再現してみせようじゃないか!!」
バサッと白衣をはためかせて笑い声を上げるドクター。ますますマッドサイエンティスト――悪の親玉みたいや。それをポカーンと眺めるわたしとリインフォース。そんなドクターを「仕事してください」窘めるウーノさんとドゥーエさん。
「ははは。いや、しかし。技術者冥利に尽きるね。かの有名な魔導書をこうして実際にお目に掛けることが出来、この手で再現するという栄誉を頂いたんだ。それに・・・可愛いお嬢さん達のお願いだ。果たさなければ漢ではない」
「「ロリコンは犯罪です、ドクター」」
「そのネタ、まだ引っ張るのかい!?」
そんなドクター達のやり取りを眺めてたわたしは後ろに振り向いて、グリップを握るリインフォースの手に自分の手を添える。ドクターはおかしな人やけど、その腕は確かや。きっと“夜天の書”も作ってくれるはずや。それからドクター達の解析作業を眺めて・・・「解析完了です」ウーノさんがそう報告。
「終わったようだね。それでは夜天の魔導書をお返ししよう」
カプセルから“夜天の書”を取り出したドクターから「おおきに」両手を伸ばして受け取る。そしてドクターは「では早速作成に入ろうか。ウーノ、ドゥーエ。手伝ってくれたまえ」そう言うて、わたしらが居る五角形状な解析室の奥、スライドドアに目をやった。あのドアの奥が開発室。ドクターとその娘さんたちしか入れへん部屋・・・らしい。
「ルシリオン君たちはまだ捜査課のところでしょうか?」
「ドクター、通信を入れてみますか?」
「ああ、そうしてくれ」
ルシル君、シグナム、ヴィータ、シャマルは、今年の春からわたしら八神家が本籍を置くことになる本局捜査部・特別技能捜査課のオフィスへ先に行ってもろてる。ホンマはわたしも一緒に行くつもりやったけど、リインフォースを独り(ザフィーラの護衛付でも)でドクターのところに残して行くんはアカンってルシル君が言うたから。ルシル君、ホンマにドクターを警戒してる。なんでやろう。
「こちら第零技術部・部長秘書、ウーノ・スカリエッティ二尉。そちらに八神
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ