暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos35特別技能捜査課〜Interval 4〜
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†††Sideはやて†††

三が日も無事に終えての今日は1月5日。わたしら八神家は今、時空管理局の本局にお邪魔してる。そんで別行動中でもある。わたしとリインフォース、ザフィーラは第零技術部に。ガーデン・オブ・スカリエッティとも呼ばれてるらしいここは、次元世界の中でも特に頭がええってゆうジェイル・スカリエッティさんが管理してる部署で、とってもすごい技術が日々生み出されてるってゆう話や。

「――騎士イリスやなのはさん達は旅行中という話だけれど、はやてさん達は行かなくても良かったの?」

「そうらしいね。はやて君、良かったのかい?」

話を振って来たドゥーエさん(様付けからさん付けに変えてもろた)、そしてドクター(ジェイルさんからそう呼ぶようにお願いされた)にそう訊かれたわたしは「はい。ええんです。ケジメはしっかりとしときたいんで」って答える。
次元世界やすずかちゃん達にいっぱい迷惑を掛けたからなぁ、わたしら。そやから旅行は遠慮させてもろたんや。ホンマは三が日も遊ばんと、今後管理局で働くための手続きをしようって思うてたんやけど、リインフォースとの最初で最後のお正月って思うたらどうしてもな・・・。

「まぁ、君が良いと言うのであれば私たちも遠慮せずに、君たち八神家を本局(ここ)に留まらせることが出来る。夜天の魔導書の解析・試験品作成・早期試験運用。君たちがここに留まられる間に済ませよう」

床と天井を支えるように設けられたいくつかの円柱状のカプセル、そのうちの1つの中に漂う“夜天の書”から目を逸らすことなくドクターはそう言うた。ドクターの右隣で空間キーボードを叩くウーノさんが「はやて様はまだ子供です」そう言うて、ドクターの左隣でキーボードを叩くドゥーエさんが「無茶はさせないでくださいね」って、わたしを心配してくれた。

「騎士リインフォースも、何か不調を覚えることがあれば仰って下さい」

「はい。お気遣い、ありがとうございます」

わたしの乗る車椅子のグリップに手を置いたまま居ってくれるリインフォースがウーノさんの心配にお礼を返した。ちなみにザフィーラは狼形態でわたしの隣にお座り中。わたしとリインフォースの護衛役や。ドクターもウーノさんも、そしてドゥーエさんも優しい。そやから安心して居られるから、ザフィーラは暇になるやろな。

「それでドクター。夜天の魔導書は作成できそうですか?」

「そうだねぇ・・・。少し話が逸れるが、ロストロギアの定義とはなんだろう」

リインフォースの問いに対してドクターは問いを返してきた。ロストロギア。わたしが初めてルシル君から“夜天の書”の説明を受けた時にチラッと聞いた話やと、大昔に滅んだすごい文明から流出した技術や魔法の中でも特に発達したモノの総称・・・やったっけ。そう答えると、「
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