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とある3人のデート・ア・ライブ
短編1 退院祝い
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は後ろを向き、割り箸を適当にバラバラにする。その後再び右手に割り箸を全部持ち、こちらに振り返りこちらに突き出すようにする。

琴里「さ、みんな選んでいいわよ。私は余ったのでいいから」

一方「残り物には福があるってか?まァ、別にいいけどよォ……」

十香「(シドーと一緒になれますように……)」

佐天「どれにしようかなぁ……」

士道「(とりあえず、上条と一緒にならなければそれでいい。あいつと一緒になると何やらかすか分かんねぇしな……)」

上条「(何だ?士道の睨むような目線は……何か俺悪いことでもしたか……?)」

と、様々な思いもあるが、皆は自分が引きたいと思った割り箸を決めたようだ。

皆はゆっくりと自分が選んだ割り箸を親指と人差し指で掴む。それを見た琴里も余っている割り箸を親指と人差し指で掴む。

琴里「みんな決めたようね。じゃあ四糸乃、『いっせーのーで』の合図で割り箸を掴んでるその右手を離してちょーだい」

四糸乃「は、はい……!分かり、ました……!」

琴里「みんなはそれと同時に割り箸をちゃんと引いてね」

『了解!』

皆が賛同したところで琴里が一拍置いた。そして言う。

琴里「じゃあ、みんな行くわよ。……いっせーのーで……ッ!!」

そして、琴里の掛け声で四糸乃が右手を離すと同時、割り箸を掴んでいた6つの手と腕が高く上げられた。



ーーーー
ーーー
ーー




よしのん『さ〜、ペアが決まったようだね〜。ここはよしのんが親切丁寧に紹介してあげるよ』

誰に向けてのセリフかは分からないが、よしのんは声をいつもより大きめに言った。

よしのんは時計回りにペアの組み合わせを言っていく。

よしのん『最初のペアは″これぞ、THE普通″……士道くんと涙子ちゃんペア!!』

佐天「ハハ……」

士道「ま、とりあえず上条と一緒のペアじゃなくて良かったよ。佐天さん、よろしくな」

佐天「こちらこそ。っていうかよしのんのネーミングセンスはスルーですか?」

士道「ま、気にしたら負けだ」

佐天「それは誰の名言なんですか……?」

よしのん『あの〜……そろそろ次の紹介行ってもいいかな〜……」

なかなか会話をやめない士道と佐天に耐えかねたよしのんが横から口を挟んだ。2人はゴメンなさい、と一言言って静かになった。

よしのん『続いてのペアは、天才とバカが合わさるとバカになる″……あーくん、十香ちゃんペア!』

一方「俺はバカになるつもりはねェからな……」

十香「む、バカとは何だバカとは!私はそこまでバカではないぞ?」

一方「どの口が言ってンだ。中間テストの時も俺がテスト前に教えてやったにも関わらず、ほとんどのテストが欠
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