第三十九話
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が驚いた。
「全員、渡り終えたな?」
「は。全員無事です」
俺達はあえて強襲攻撃を決行する。
兵力は八万八千で、将は俺、クロエ、ロッタ、星、凪、真桜、沙和、呂布、桜花、霞、零、雪風の十二人だ。
「星と凪、ロッタは劉備軍に。零、雪風、桜花は曹操軍に。呂布と霞は袁紹軍に。クロエは俺と一緒に孫策軍に当たるぞッ!!」
『オオォォォッ!!』
皆が頷く。
「真桜と沙和。頼むで」
「「了解や(なの)ッ!!」」
真桜と沙和の部隊が両側の崖を登って、細い獣道を走っていく。
「連合軍が接近してきますッ!!」
兵士が告げる。
連合軍は、俺達から二里のところで止まった。
あ、袁紹が出てきた。
「とうとう我々に降伏をなさるんですのね。まぁ、名門である袁家の私が寛大な処置をしますわッ!!」
………あれは自分に酔ってるな。
「誰が貴様ら何ぞに降伏すると言ったッ!! 名門? ふざけるなッ!! 迷門の間違いではないか生娘ッ!!」
「キイィィィーーーッ!! 誰が生娘ですかッ!! えぇい斗詩さんやってしまいなさいッ!!」
「エェェッ!? ……うぅ…分かりました…」
顔良が渋々と出てきて、俺に向かってくる。
「……一騎討ちをお願いします王双さん」
「………分かった。俺がやってやる」
「私がやるぞ長門?」
クロエが言う。
「構わない。向こうは俺を望んでいるようだしな」
俺は馬を降りて顔良のところに向かう。
「……い、行きます」
「………来い」
俺は牙突の構えをすると、連合軍にいた北郷が驚いていた。
「……珍しい構え方ですね?」
「まぁな」
「では……ハアァァァッ!!」
顔良が大鎚を振りかぶって俺を殴ろうとするが、氣を脚に送って瞬発力を強化して避けた。
「えッ!?」
顔良は避けられるとは思ってなかったのか驚いている。
「今度はこっちの番だッ!! 『牙突』ッ!!」
俺は脚に氣を送り、顔良に突撃する。
「くッ!!」
顔良は俺の突きを避けた。
「避けるだけじゃ駄目だッ!!」
その時、北郷が叫んだ。
その通りだ北郷。
俺は直ぐ様横薙ぎの攻撃をした。
ザシュゥッ!!
「ガッ!?」
斬った顔良の腹から大量の血が噴き出すと共に顔良が倒れた。
「と、斗詩ィィィーーーッ!!」
倒れた顔良を見て文醜が叫んだ。
「今だ真桜、沙和ッ!!」
「「了解ッ!!」」
両側の崖の上に潜んでいた真桜と沙和の部隊が一斉に長方形型の箱を投げた。
箱の上部には紐があり
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