第三十八話
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
」
上から光線が降ってきたのだ。
「全員退避ですッ!!」
呂蒙の言葉に兵士達が慌てて荷台から逃げるが遅かった。
ドカアァァァーンッ!!
『ギャァァァァァーーーッ!!』
逃げ遅れた兵士は、光線に押し潰されて圧死したり身体が重みに耐えきれずに腹がビシャアッ!!と血をばら蒔けたりした。
「突撃ィッ!!」
『ウワアァァァァァァーーーッ!!』
突然、林から袁術兵が飛び出してきた。
不意を突かれた孫策軍は、完全に混乱をしていた。
「み、皆さん落ち着いて〜」
陸遜と呂蒙は必死に立て直そうとするがとても無理な状況だった。
「『フォトン』ッ!!」
突然、陸遜と呂蒙の馬の足下から光りが出現して二人の馬が、光りが炸裂したせいで怪我をした。
「きゃッ!? の、穏様、大丈夫ですかッ!!」
馬から落馬した呂蒙は陸遜の安否を問う。
「……ゴメンね亞莎ちゃん。捕まっちゃった……」
呂蒙が振り返ると、クロエに剣を突きつけられた陸遜がいた。
―――シ水関―――
「長門。敵将を二人捕まえてきたぞ」
「お、ご苦労さん」
ロッタとカノンノ、星、凪、兵士五百が無事に帰ってきた。
「あらま、敵将の一人は陸遜か」
「あははは。お久しぶりです王双さん〜」
陸遜はのんびりとした様子で俺に挨拶をするが………。
「なぁ陸遜。あのかなり俺を睨んでいる子は誰だ?」
「はい〜同じ軍師の呂蒙ちゃんです」
「…………」
……かなり睨まれている。
「そんなに俺が憎いのか?」
「い、いえ違いますッ!! その……目が悪くて……」
「なのでついじっと見ちゃうんですよ〜」
あぁ成る程な。
「ま、二人には悪いけどしばらくは捕虜として生活してもらうけど、そんな酷い事とかはしないからな」
俺は予め釘を刺しておく。
「はい〜分かりました〜」
「は、はい」
二人は頷いて、兵に案内所されて部屋に向かった。
―――孫呉陣営―――
「何ですってッ!? 穏と亞莎が袁術軍に捕らわれたですってッ!!」
「は、はい」
兵士からの報告に雪蓮は頭を押さえる。
「………処刑される事はないと思うけど、士気は下がるわね」
「そうだろうな」
周瑜は溜め息を吐いた。
「………最悪の場合も想定しないとな」
周瑜の言葉に雪蓮は頷いた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ