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兄物語
プロローグ壱

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どうも皆さんこんにちは、はじめまして。俺の名前は
阿良々木 詩鬼だ以後よろしく。

廊下

俺は今高校三年生で受験生だ。ちなみに俺はもう大学に受かっている。俺だけ受かって昼休みにココ、直江津高校の廊下を歩いて暇を潰している。教室に居るとみんなの視線が怖いんだよね。

詩鬼「♪ふーんふーんふふーん♪暇だ」

そして俺は、あまりにも暇すぎるので図書室に行くことにし連絡通路の方へ行った。すると前に歩いている人物を発見した。

詩鬼「アレは確か羽川 翼、暦の同級生だったよな」

そう思いながら彼女を追い越そうとしたのだがそれが出来なかった。

何故か……単純に俺は彼女が嫌いだからだ。俺は頭のいい人間が嫌いなのだ。だから彼女と目も合わせたくないし話しをしたくもない。

詩鬼「………どうしょう」

すると。

羽川「あら?阿良々木先輩?」

考える暇も無かった。あら?じゃねぇよ、なんで振り返った?!

詩鬼「お、おぉ羽川奇遇だな」

羽川「あ!私の名前覚えててくれたんですね」

ホント、なんで名前覚えてんだよ。嫌いな人ほど名前を覚える俺のこの能力なんとかしてくれ。

羽川「阿良々木先輩、これからどこに?」

詩鬼「暇だから図書室に行こうと思っていた」

羽川「奇遇ですね、私も調べものをするため図書室に」

詩鬼「おお、そうか」

なに?この雰囲気一緒に行く感じ?一緒に行かないとダメ?

結局一緒に行く事に。

羽川「阿良々木先輩は、もう大学に受かったんですよね」

詩鬼「あぁ、おかげさまでな」(なんで知ってんだよ)

羽川「並岡(ナミオカ)大学を推薦で受かったんですよねすごいですね」

詩鬼「おい、羽川なんで知ってる?弟に聞いたのか?」

羽川「いえ、先生から聞きました」

詩鬼「お、おお、なら納得できる。弟にも言ってないから」

ピリリリ ピリリリ

と、ここで俺の携帯が鳴った。

詩鬼 ピッ「もしもし?あぁ、どうしました?あぁ、わかりました、でわ」ピッ

どうやら、お呼びが来たようだ。

詩鬼「すまん羽川、用事が出来たすぐ行くからこれで」(全くすまんの意味がわからん。むしろ嬉しんだけど)

羽川「そうですか、でもまだ1時間ありますよ?」

詩鬼「自習だから問題ない、んじゃ」

羽川「あ、あの阿良々木先輩!」

詩鬼「ん?」

羽川「あのぉ…阿良々木先輩ってカノジョとかいるんですか?」

詩鬼「はぁ?!いないよ、じゃっ!」(電話がカノジョからだと思ったのか?)

こんな時期に彼女なんて作ってられっかと、思いながら急いで行った。だが、その会話は後々事態を巻き起こすのであった。


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