SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第6話?少女との出会い
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ね。まぁ、いいや。とにかくそっちにレッツゴーだ。
?幸いなことというべきか武器屋の近くにあったので足をそちらに歩かせる。カグヤも後ろからついてきた。
「いらっしゃいませ!」
?僕が防具屋の前に立つと、防具屋の店主はこちらも僕より少し年上な感じのする青年だった。そしてやはりNPC。まぁ、現段階で鍛冶をする人が店を持っている可能性はほぼゼロなので、絶対にNPCなのだが。
?店主の挨拶と同時に僕の胸より少し下の辺りにウインドウが表示される。そこには『買う』と『売る』と『何でもない』という三つのボタンがある。僕は迷わず『買う』を押した。さっきのウインドウに重なるように、この店に売ってある防具やアクセサリーなどが表になったウインドウが僕の目の前に現れる。
?すると、今まで僕の後ろにいたカグヤが横に来て、
「私がいるものだから私が買うよ」
?と言った。……そう言えばそうでした。
?ちなみに今僕の目の前に表示されているウインドウは誰でも見ることができる可視化状態なので、カグヤもこの店に売ってあるものを見ることができる。
「……いや、でもやっぱり僕も見るよ。僕の装備《はじまりの街》で買ったやつばかりだから少し不安なんだよね」
「そう、ならそのあとで私が自分で買うわ」
「奢ってもいいんだよ?」
?そう言うと、少し迷ったような顔をして数秒腕を組んだあと、
「い、いや……やっぱり自分のものは自分で買うわ」
?と何かに耐えるように呟いた。
?別にお金は使い切れないほどあるから遠慮しなくてもいいんだけどな、と思いつつも分かったと頷く。
?この店に売ってあるものを全部見たが、特に必要なものはなかったのでカグヤと変わり、少し離れたところにある街灯に背中をあずけた。
?うーん、多少装備したくないものでも買って防御力を上げた方がいいのだろうか?でもなぁ……、なんて考えてると、
「お待たせ」
?という声を耳が拾った。
?声のする方向を見てみると、下半身まで届かない紺色の袖がない上着にあるフードをかぶったカグヤが目の前にいた。顔が口元ぐらいしかわからないため、声と状況で判断するにカグヤだろう。
「その上着があれば女だってバレないと思うよ」
「ならよかった。でも視界が悪いんだよね、これ」
?あとこれケープっていうものだから、と買ったばかりの装備をつまみながら言葉を付け加えた。
?さすが女子、あまりオシャレとか気にしないしわからない僕とは違ってよく知ってるなあ。勉強になります!
「ではでは、お目当ての武器屋に戻りますかね」
「そうだね、武器も新調したいし」
?すぐに武器屋に戻り、早速売ってあるものを確認する。
?僕は新しく《スモールブレード》よりも性能の高い曲刀を探すが、残念ながらこれとい
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