暁 〜小説投稿サイト〜
一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第5話?森の秘薬V
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う……と言いたいとこだけどコウ、場所わかる?」

?僕の問いにコウは首を横に振ることで答えた。

「……フレンド登録していてもどの街にいるとかがわかるだけで正確な位置は判らない」
「そっか……」
「……メッセージは送れるが、襲われているのならば返信はできないだろうな」

?そう言ってコウはウインドウを閉じた。
?位置がわからないとなるとすぐに駆けつけることはできなさそうだ。うーむ、どうすれば………

「……とりあえず二人で一緒にこの森を探し回るしかないだろうな。幸い、この森はそんなに広くないし、あいつの周りにネペントが沢山いるだろうから案外すぐ見つかるかもしれない」
「わかった、なら急ごうか」

?そう言って、僕とコウは再び森の奥へと突入した。










?探し続けること約五分。
?案外早く見つけることができた。まるで何かの集まりのように群がっている《リトルネペント》、そして今まで嗅いだことのないような異臭。ネペントの集団の中心でダメージエフェクトが発生しているのが微かに見えるのであそこにコウがいるのは間違いないだろう。
?ていうか………

「あんなにいたらカイのとこまで近付けなくない?」

?今、僕たちはネペントたちに感知されないとこの茂みに隠れている。別に突っ込んでいってもよかったんだけど、あそこまで多いと……、とつい隠れてしまった。 流石にネペントとの戦闘に慣れてきたとは言っても、あの数をこなすとなると身が引いてしまう。それに、ただでさえ気持ち悪い外見なのにあそこまでいると……ねぇ?
?コウの方を見ると、顎に手をあてて考え込んでいる様だった。何かブツブツ言ってるし。

「……とりあえず、あの植物たちをどうにかしないとカイに近づけん」
「そうだね、でもどうやるの?一匹ずつ倒していく?」
「……二人でネペントを外側から狩っていくしかないだろうな」
「《リーバー》みたいな突進系のソードスキルでカイの元まで無理矢理行くのは?」
「……いや、それだとソードスキルでカイにダメージを与えてしまうかもしれない」

?仲間を殺すなんて洒落にならんからな、とコウは平坦な口調でサラッと言いのける。僕は聞いただけで背筋が震えそうになっているのだが。
?しかし、かなりのハイペースで倒していかないと間に合わないかもしれない。……まぁ、こうしてる間にもやばいかもしれないけど。

「じゃあ、早速やろう」
「……あぁ、ネペントとの戦いは慣れてるかもしれないけど気を付けろよ」
「お前もな」

?そう言って僕たちは各々の武器を手にし、集まっているネペントに向かって駆ける。

「――一体目!」

?今更ながら歩く植物に対して『体』という単位が正しいかどうかは分からないが、とりあえ
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