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一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第一章―剣の世界―
第3話?森の秘薬T
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だ。報酬はコウの情報によると《アニールブレード》というこの先長く使えるほど強い片手直剣。
?従来のRPGにもあったて似たようなクエストで少し安心するが、採れるまでモンスターと戦わなくてはいけないのでなかなかに骨が折れる。
?胚珠を対象のモンスターが持っているかどうかは見た目でわかるらしく、見分けるのは素人でも簡単らしい。
?だが、滅多に出てこないそうで、運が良い人はすぐに採れるだろうが運がない人はかなりの時間を費やさなくてはならない。そこまで自分の運に自信がないので不安でしょうがない。まぁ、僕は曲刀使いだけど強い武器は欲しかったから一応受けたが、これを一番受けるべきなのは片手直剣を使うコウなので、最悪コウが手に入れればそれで結果オーライだ。
?ちなみにカイは片手直剣には興味なかったようでクエストを受けずに僕たち二人の手伝いをしてくれると言ってくれた。

「ありがとな、僕たちのクエストに付き合ってくれて」

?僕はクエストを受注したあとカイに向かって感謝の言葉を口にした。
?それを聞いたカイは僕に向かってにやっといたずらっぽい笑みを浮かべる。

「経験値が儲かるから気にすんな」

?それを聞いた瞬間、感謝したのが馬鹿らしくなり、乾いた笑いを浮かべたのは僕だけではなく、コウもだった。
?そんな僕たちにお構いなしにカイは準備をする。

「時間かかるんだろ?ならとっとと行こうぜ」
「はいはい……、全く、マイペースだなあ」

?カイのあとを追いながら、僕たちはクエストを受注した家を後にした。










?さっさと移動し、西の森に到着。
?まだ朝で日があるというのに高い木々から生える葉が日光を遮り、薄暗くしている。森特有の少し湿って柔らかい土を踏みながら、僕は周りを見渡した。

「森から出て村に着いたらまた森に行くのかよ……」

?思わずため息が漏れる。
?索敵スキルを使い、再度周りを見渡すとちらほらモンスターがいるのが分かった。今からここにどれくらいいるんだろう………お昼には村に戻りたいな。

「……二人とも、予備の武器はちゃんと持ってるか?」
「うん、三個ほど」
「俺もそんくらい」

?僕とカイはアイテム欄をチェックしながら返答する。うん、ちゃんとあった。

「じゃあ、なるべく離れすぎない。危なくなったらすぐに連絡する。二人ともわかったか?」
「はーい」
「ういーすっ」

?コウの確認に僕とカイがだらけた返事をし、三人それぞれの武器を抜く。それと同時にみんなの目の色も変わった。

「……じゃあ、クエスト開始!」

?その言葉が終わる前に、僕はコウの確認のときにターゲットにしていたモンスターに向かって駆け出した。
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