暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第57話 追い詰められる戦場
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けるもんか………!!」

小さく隣にいるノーヴェにも聞こえないほどの小さな声だったが、とても力強く意思のある呟きだった………





















時を少し戻して突入組は………

「さて、潜入したが………」

侵入した突入組はそれぞれデバイスを構え、敵の攻撃に備えたが………

「何もいない………?」

ヴィータが呟くように、そこには何もいなかった。

「これは予想外ですね………もっと敵も抵抗して来ると思ったのですが………」
「いいや、奴なら何をして来てもおかしくない。油断すんなよ?」

そう答えたバルトだが、言われずともその場にいた誰もが警戒を解いていなかった。

「要らない心配だったみたいだね」
「ぶっちゃけお前が1番不安だ。曲がりなりにも怪我明けだ。無理し過ぎるなよ?」
「バルドさんもだよ?むしろバルドさんの方が重傷だったんだからね!!」

そう言いながら互いを支えながら進む2人。

「………親密だな」
「そうだね………」

そんなバルトとなのはのやり取りを見てライと桐谷は呆れ気味に呟いた。

「取り敢えず進まないか?でなければ何も始まらん」
「早く零治とヴィヴィオを助けないと!!」

そう言った夜美と優理の提案に断る者は誰もおらず、取り敢えず目の前にある道へ進むことにした………















ゆりかごの内部はとても広く、まるで通路全体が戦闘を考慮されて作られているようにバルト達は感じた。
既に警戒しながら5分ほど進んだが特に迎撃部隊も現れず、返って不気味に思えた。

「なのは、外の様子は分かるか?」
「ううん、内部と外部は完全に途絶されているみたいで駄目みたい。外がどうなってるかも分からない………」

と心配そうに呟くなのは。
突入組が侵入する前に既に予想以上の敵が現れていた。当然予測は所詮予測でしかない。変化するのは当たり前だが、それでも不安は拭えなかった。

「誘ってますね」
「………ったく、内部まで侵入されて余裕か。野郎……!!」

怒りを内に貯めつつ、先頭を進むバルト。

「ようこそいらっしゃいました」

そんな中、代わり映えのしない通路の前に1人の女性が待っていた。

「お前は………」
「イクトと申します」
「イクト……?貴方レイと闘った!!」
「はい、クレイン博士から作られた戦闘機人でございます」

ライの問いにそう淡々と答えた。

「俺達の足留めに来たのか?」
「いいえ。エンジェルソングが発動する以上、例え貴方達が暴れようとも世界は終わります。私はドクターとホムラ様から言われ、バルト・ベルバイン、高町なのは、そして有
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