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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第57話 追い詰められる戦場
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も戦える。だけど空は………)
ティアナ達の後ろに構える後援の部隊。救護隊、ヘリでなのは達を送ったヴァイス達、そしてそこに今回の作戦の本部としてはやての命令を他の武装隊の部隊や、協力してくれている航空隊へと様々な部隊に送られる言わば本陣の様な場所であった。
その本陣を守るのも陸で戦う部隊の任務であり、それを踏まえティアナも作戦を考えていたのだ。
(今の戦力で戦闘が出来ない大悟さんを庇いつつ、戦うのはいくら隊長達でも………)
「ティアナ!!」
「!?くっ!!」
ボウカーの叫びにティアナが反射的に反応し、後ろに反応した。
「この!!」
ティアナはすかさず攻撃のあった方向へと攻撃を加える。
「あっ………」
考え事をしていた事で注意が怠っていた。敵は複数居て既にティアナを攻撃出来る準備が出来ており、発射しようと構えていた。
「まずい!!」
慌ててボウカーが援護射撃をしようとするが距離も遠く、向かうにも間に合わない。
「一か八か………!!」
そう考え、攻撃に移ろうとしたその時だった。
「はあああああ!!」
そんなティアナを狙っていたブラックサレナが吹き飛ばされた。
「えっ………!?」
不意に起こった出来事に驚くティアナだが、それだけで終わらず、巨大な砲撃が次々に放たれ、次々と敵が沈んでいく。
「一体………」
「間に合ったね」
そこで現れたのはスバルと同じナックル系の装備、ガンナックルを付けた赤髪の少女。
「ノーヴェさん!?」
「ディエチ姉も来てくれているよ。ここからは私達ヴァルキリーズとトーレ姉、ティーダさんペアも協力するから」
「トーレさんに兄さんも!?」
「そう!!トーレ姉とティーダさんは空に向かって、ウェンディと私、それにセイン、後、援護射撃でディエチ姉、後クア姉が色々企ててる」
「………最後が凄く不安だし、兄さんこのエンジェルソング大丈夫なの?」
「エローシュが頑張ってるから。私達は戦闘機人だから多少耐性があるみたい」
「分かったわ。………それで取り敢えずあなたとウェンディ、それにディエチ姉?に指示を出したいのだけれど………」
「分かった」
そう互いに話しながらノーヴェは他の姉妹達に連絡する。
『本当に成功するの………?』
ティアナの説明に疑問の言葉を溢すクアットロ。
「やって見せます。成功すれば一網打尽で1度有利に出来る。後は耐えれば突入組がやってくれます」
しかしティアナはしっかりとそう答えた。
『分かったわ。仕込みも済んでるみたいだし、任せるわ』
「はい」
そう話した後、再び戦場を見渡す。
空を見上げれば大きな箱舟が歌を奏でながら更に上へとゆっくりと向かっていた。
「負
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