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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第73話 それぞれの決着
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いつは元からさっきの攻撃で俺達を殺すつもりなんて全く無く、わざと殺さない様に攻撃した。
とは言っても、血の力(ブラット・アビリティ)の治癒力があってもまともに動けない重傷を負わされた。
「俺はさ、バラバラに切り裂いて殺すのが一番好きな殺し方なんだよな♪死んだ奴をバラバラにしてもなんも面白くねえし♪つう訳で、まずはお前を殺って、起きたユウちゃんにバラバラにしたお前を見せてショックを受けた所を殺るとすっか♪」
「ッ!……クソッ…!…」
今の俺達にはこの場から逃げれる状態じゃない。
なす術も無く、こいつに殺されるのを待つだけだった。
「あ、そう言えば…」
「……?…」
「ノモア神父で思い出したんだが、他のガキ共、みんな死んだんだってな?」
「ッ!?」
今こいつが言ったガキ共とは、俺やユウ、ベルと同じく拾われた血の悪魔の子供達(ブラット・チルドレン)の子供達の事だ。
「何で知ってんだって顔してんな。そりゃあまあ、あのガキ共も殺すつもりだったんだから調べてて当然だろ?」
「ッ!テメエ…!」
「まあ、俺が殺す前に突如現れたはぐれ悪魔によってノモア神父の代わりに必死に世話してたガキ共は皆殺し、そのはぐれ悪魔を激怒したお前が右腕、右脚を失いながらも討伐、そして、その頃になってようやく救援の教会の戦士(エクソシスト)が遅過ぎる到着、んでお前は十字義肢(リム・クロス)を装着してパワーアップ、元々嫌いだった悪魔がさらに大嫌いなった…てな感じだったな♪」
「………」
こいつの言う通り、突然現れたはぐれ悪魔によって子供達はみんな殺され、俺も右腕、右脚を失う結果となった。
「ちょっと面白い事を教えてやるよ♪」
「……何?」
「実はあの事件…仕組まれた事だったりして♪」
「……なん…だ…と…?…」
「そのはぐれ悪魔は当然現れたんじゃなくて、あの教会に誘い込まれたんだよ。そして、それを仕組んだのは…」
「………ッ…!?…」
「俺達を忌み嫌う一部の教会本部の連中と当時あの教会に赴任していたシスター達さ♪」
「ッッッ!?!?ふざけるなッ!!ッ!?ゴフッ!?」
重傷を負っている状態で興奮したせいか、血を吐いてしまう。
「落ち着け落ち着け」
「……ッ!…」
「って言うか、不審に思わなかったのか?」
「……何?」
「ガキ共だけが全滅して、シスター達だけが一人も欠ける事無く生き残ってたんだぜ?」
「……そんなの…偶然に…」
「考えてもみろ。ガキ共はただのガキじゃねえ、俺達と同じ血の悪魔の子供達(ブラット・チルドレン)だぞ。ぶっちゃけ、シスター達よりも生き残る確率は高かったはずだぜ?なのにガキ共は全滅して、ただの人間で何の力も無いシスター達だけが生き残った」
「………」
その事に関しては俺も疑問には思った。
だが…。
「まだ信じられね
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