暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第3話『エレア・フィールドハイト』
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いるとおり‥‥貴方たちの世界も、《破滅ヲ望ム者(カタストロフィア)》の破壊対象です」

「「っ!!?」」

その思考に至っていた一護は勿論、ナツも驚愕した。

自分たちの世界が破壊されようとしていると聞かされれば、それは驚くだろう。

「正確に言えば、貴方たちの世界を含めた4つの世界が、奴等の最も優先する破壊対象なのです」

エレアの説明を聞いていた2人は、驚愕からか暫く口を(つぐ)んでいたが、少しして、

「それで、オレたちは何をすりゃいいんだ?」

ナツが真っ先に口を開く。

一護も言葉こそ発しなかったが、その表情はナツと同じ決意を宿していた。

それを見たエレアは、少し微笑み、口を開いた。

「貴方たちには4つの世界の中で、一番最初に襲われると思う世界──《ミッドチルダ》に行ってもらいたいんです」

「ミッドチルダ?」

聞き慣れない世界の名に、一護は首を傾げる。

「簡単に言うと、魔法≠ェ存在する世界です。ナツさんの世界のモノとは少し勝手が違いますが‥‥」

「?」

エレアの言葉の真意を理解しきれず、ナツもまた首を傾げる。

ここまでの話の中で、一護は1つ気になることがあった。

それを思い切ってエレアに訊ねることにした。

「なあ、さっき4つの世界≠チて言ったよな?」

「え? ええ」

「その中の2つの世界から俺たちが呼ばれて、そんで残りの2つの内の1つにこれから行くってのはわかったんだけどよ‥‥。もう1つの世界からは誰も呼ばなかったのか?」

その疑問を一護が言葉にした瞬間、ナツが「確かに」というような表情をする傍らで、エレアはギクッというような表情をしていた。

「あ〜、その〜‥‥。勿論もう1つの世界からも人を呼んだんですが‥‥」

「ですが?」

「間違えて直接ミッドチルダに飛ばしちゃいました!」

「‥‥はぁ?」

「てへペロっ(・ω<)☆」

「いや『てへペロっ(・ω<)☆』じゃねえだろ」

エレアの言葉と態度に、一護は呆れ、思わずツッコんでしまう。

「ドジだな〜、お前‥‥」

ナツもエレアに対し、ジト目を向けている。

「で、でも! その人にも事情は説明してますし、貴方たちのことも伝えてあります! その人も理解してくださってますから!」

ナツからの痛い視線に耐えられず、エレアは必至に弁解しようとする。

「「‥‥‥‥‥」」

しかし、未だ一護とナツからは痛い視線がエレアに向けられている。

「と、とにかく! お2人にはミッドチルダに行ってもらいます! それで向こうでもう1人の仲間と落ち合ってください! その人の情報も伝えますから!」

とうとう視線に耐えられなくなったエレアが、
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