暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜破滅大戦〜
1st
邂逅篇
第3話『エレア・フィールドハイト』
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界の狭間に存在する隙間に、私の能力で作り出した小さな私専用の空間のことです」

「世界と世界の狭間ってのは、断界≠ンたいなモンか?」

一護が言うが、エレアは首を横に振る。

どうやら別物らしい。

この時、ナツはまたも首を傾げた。

一護の発した断界≠ニいう単語にも聞き覚えが無かったからだ。

「‥‥先にお2人のことを話しますか?」

その様子を見たエレアの提案により、一護とナツは互いのことを話すことにした。

一護は死神のこと、尸魂界(ソウル・ソサエティ)のこと、自分の過去のことを‥‥。

ナツは魔法のこと、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のこと、自分の生い立ちのことを‥‥。

2人はそれぞれ話した。

「魔法とか‥‥何か、スゲェな‥‥」

「死神ってことはアレか!? 魂とか取んのかよ!?」

「取らねえよ! 話聞いてなかったのか!?」

身構えるナツに対し、一護は的確なツッコミを入れる。

互いのことに驚きつつも、ともに相手の話を素直に信じているようだった。

目の前の人物が嘘をついているようには見えないと、両人ともが思ったからだ。

「そんで? この場所のこととかオレたちのことはわかったけどよ‥‥」

「俺たちが呼ばれた理由ってのは何なんだ?」

互いのことを話し終わった2人は、話を元に戻す。

「それは‥‥次元の崩壊≠止めてもらうためです」

「「次元の崩壊?」」

エレアの口から飛び出した仰々しい単語に、2人は思わずハモってしまう。

「はい。貴方たちの世界は、いわゆる《平行世界(パラレルワールド)》というモノで、互いに干渉することなく存在しています」

「《パラレルワールド》ってあれか? 異世界ってやつか?」

「そう考えてもらっていいでしょうね」

一護の考えを聞いたエレアが頷く。

あながち間違った解釈ではないからだ。

「勿論、貴方たちの世界以外にも《平行世界(パラレルワールド)》は無数にあります。正確には多元宇宙≠ネどの専門用語が存在するのですが、平たくはさっき一護さんが仰った異世界≠ニ捉えてもらって差し支えありません。そんな《平行世界(パラレルワールド)》を破壊しようとする組織があるんです。その組織の名は‥‥《破滅ヲ望ム者(カタストロフィア)》」

「まさか、俺を襲ってきたのはそいつ等の仲間なのか?」

一護はここに来る直前に自分を襲ってきた萌葱色の髪の男を思い出して言う。

それに対し、エレアは険しい顔で頷く。

「ってことは、そいつ等は‥‥」

エレアの説明を聞いた一護が、ある可能性に思い至る。

そしてその考えを理解したエレアが、静かに口を開いた。

「一護さんが思って
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