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俺の戦闘機人がこんなにかわいいわけがない
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のだ。
 俺の家で暮らさないか、と。
 そのとき、はやては何て答えたか。


『ドクターの家?だって、ドクターは帰る処ないんやろ?なら、うちに居ったらええ』


 帰る場所のない根無し草だった俺にとって、そのセリフは衝撃的だった。
 両親を失った直後だというのに、気丈に振る舞う姿に感銘を受けた。
 結局、これがきっかけで、スカリエッティ一味は、八神家に居候することになったのだ。


「そや。わたしたちがこの家で暮らし始めた日を、ドクターの誕生日にしたんや」

「『俺はこの家で生まれ変わる』って、ドクターは言っていたからな」


 得意顔なはやてに続き、チンクが補足する。
 そのあと、眠そうなはやてを寝かしつけ、久々のナンバーズ勢ぞろいで、盛り上がった。
 思えば、彼女たちもずいぶん人間らしくなった。
 昔ならば考えられない光景である。
 だから、あえて言おう――


 ――俺の戦闘機人がこんなにかわいいわけがない!
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