第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第9話「修行は用法用量守ってやりましょう」
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なオラって・・・)
飛び立つメタトロンを見ながらオラは元の姿に戻りながら胸中で呟く。そんな胸中を知ってか、アルはオラに声をかけてくる。
「彼奴の言う事など気にするでない。あの白仮面は、汝が動く事でこの街の被害が酷くなると言っていたが・・・そんなものは目先だけの事だ。マスターテリオンを野放しにすれば、いずれ世界の災厄となるであろう。あれは何処までも邪悪な者だからな」
「ああ・・・」
頷く。理屈ではなく本能で理解していた。昔の漫画で言っていた『吐き気を催す邪悪』・・・アレはああいったものなのだ。と。
「そして・・・奴を倒す事の出来るのはこのアル・アジフの主である汝のみだ。あの白仮面が何処まで出来るかは知らぬが・・・奴では役不足だろうな」
「分かってるゾ。でも今のオラじゃ無理なんだよな?」
「ああ、だからこそもっと強くなれ、野原神之介。あの白仮面や小娘共に余計な口を挟ませんようにな」
アルの言葉にオラは黙って頷き、決意を新たにする。
早く魔術師として覚醒し、マスターテリオンを打倒出来るようにならねば・・・と。
「あのー、すみません」
「はい?」
聞きなれぬ第三者の声を聞き振り向くと警察の人が居た。しかも一人ではない、何と言うか暴力団を一斉摘発するようなそんな大人数である。
「ここで通報があったので来てみたのですが・・・少しご説明をいただけますか?」
「え?・・・それってどう言う・・・あっ」
警官に言われはっと気づく。んでもってオラが今、置かれている状況について理解した。
場所はメタトロンが乱入する前、ナイトゴーントと訓練を行っていたオフィスがあったビル近く。そして、オラの隣に居るアルの格好。・・・そう、体操服姿である。まぁ・・・アルの格好とかは別段重要な問題ではないが・・・。問題は前者の方だ。
凄く・・・荒れてます。この事に対して、説明しようにも過程とか色々がやばい。と言うか、説明したとしても、署までご同行な結果がありありと見えている。
「あはは・・・これはですね〜・・・、アル!逃げるゾ!!!!」
「にゃ?うにゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!?」
「あっ!?こら、待ちなさい!!!」
色々考えた結果、アルを抱え全力疾走!訓練やらメタトロンの襲撃でボロボロになっているのにも係わらずわれながら凄いスピードである。
「あ。お兄ちゃん、訓練終わったn・・・ってきゃあっ!?ど、どうしたの!?」
途中でひまわりと出会ったので、一緒に抱えて疾走なう。訳を話したいが、今はそれどころではない。
「待て!待たんと撃つぞ!!!」
そう言っている警官の声と共に、銃声が周囲に響く。ってか、撃ちながら言うものじゃあないと思うが!?そもそも、何でこんな暴力警官共に治安を任せてるのだろうか?・・・こんなの絶対お
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