第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第9話「修行は用法用量守ってやりましょう」
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らんなぁ〜、さっきの威勢はどうした〜?トドメに行かせてもらうぞ〜?」
ドヤ顔でオラにそんな言葉を吐きながら、オラに剣を振り下ろす。運の悪い事に、回避出来ない体勢となっている時にである・・・。
「ええいッ!ままよッ!!!」
こうなったら覚悟を決めるしかない!そう思い、右ストレートを放ち迎え撃つ。その時、妙な違和感がオラを襲った。右拳が燃えるように熱いのだ。オラは本能で魔力を帯びているのだと気づく。そしてソレはオラの腕を介して、剣に直撃すると一撃で粉砕!そして・・・。
「な!?ぶげっ!?」
ナイトゴーントの顔面にめり込んだ。吹っ飛ばされ、壁に叩きつけられるナイトゴーント。
「よし!このまま畳み掛けてやるッ!!!」
「ふむ、当たったか。特訓初日にしては良くやるものよの。・・・ん?ちょっと待て神之介!何か来るぞ!!!」
「へ?・・・うおっ!?」
このまま、ナイトゴーントに追い討ちをかけようと走り出したその時、アルが叫ぶと同時に殺気を感じ、飛びのく。
ズドドドドドドドド!!!!
先ほどまでオラが居た所の床はマシンガンで撃たれたかの用に蜂の巣となっていた。アルが叫んでいなかったら・・・あるいは、オラが気づくのが遅ければオラは危うく蜂の巣となっていただろう。
「・・・誰だッ!!!・・・なっ!?」
銃撃のした方に目を向け・・・絶句する。何故ならば、そこに居たのがあの時オラを助けてくれたメタトロンだったからだ。メタトロンは黙したまま圧倒的な重圧感を放って、こちらを見下ろしている。
「・・・何でアンタが・・・?」
「・・・」
オラの問いにメタトロンは答えようともしない。次の瞬間である。
「なっ!?ガッ!!?」
「神之介!!!」
一瞬でオラの前に接近し、顔面を掴む。そして、何百メートルも押し飛ばした後、近くの高層ビルに叩きつけられた。
「ガハッ・・・!?」
「野原神之介・・・『死霊秘法』を手放せ」
壁にめり込んだオラにメタトロンはそう言う。・・・何故、オラの名前とアルの事を・・・。
「妾を狙うとは・・・真逆汝もブラックロッジか?」
「ちょ、ちょっと待て!メタトロンはブラックロッジに敵対している正義の味方なんだゾ!?」
「じゃあ何故、妾達を襲う!?おかしいではないか!?」
オラとアルの口論に割って入るようにメタトロンが口を開く。
「正義を語るつもりはないが・・・、確かに私はブラックロッジと敵対している。それと・・・」
そういうと、メタトロンは頭から手を放し、胸倉を掴んで続けた。
「私が君にこうしている理由が本当に分からないのか?野原神之介!!!」
それと同時に、上空へ舞い上がった。急速なGがオラに襲い掛かる。
「・・・ッ!?」
何分ぐらいたっただろうか?もう少
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