第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第9話「修行は用法用量守ってやりましょう」
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のフリフリのワンピースではなく、何故か体操服・・・。しかも、昔懐かしのブルマタイプである。・・・何ともマニアックな・・・。
「うにゅ?ひまわりがこういった状況でのお約束だと言ってたが?違うのか?」
「ひまァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!何変な事吹き込んでんだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」
「特訓なんだから汚れやすい服装の方がいいと思って。結構可愛いよ、アルちゃん♪」
「いや、可愛いのは可愛いがマニアックすぎるから!つかどこで調達したんだよ!?」
「ほほう、妾の事が可愛いとな。嬉しい事を言ってくれるのう。だが、いくら可愛いからと言っても欲情するなよ?」
「しねーよ。大人のおねいさんが着てたのなら話は別だけどね。・・・アハー」
ひまわりとの漫才にわって入ってきたアルにそう言って・・・ふと、ブルマタイプの体操服を着たおねいさんを妄想し、思わずニヤケ面。
「・・・お兄ちゃんって相変わらずお姉さん好きだよね」
んなオラにひまわりの冷たいツッコミが。・・・好きなモンはしょうがねーだろーが。・・・ってか、標高300メートルのところでする会話じゃねーよな。・・・このまんまじゃラチが開かないしさっさと始めよう。
「細かい事はいいんだゾ。んじゃあ、アル。始めようぜ」
「うむ。・・・それよりもだ、神之介」
「ん?」
「その『アル』というのは何なのだ?今更であるが」
アルは首をかしげながら問いかける。・・・本当に今更だなオイ。
「お前の名前だけど」
「略すでないッ!」
「えー、だってさー。いちいちアル・アジフって呼ぶのも面倒じゃん。だからアルで決定っ。まぁ、元々アルってのは男の名前だけど、ま細かい事は気にしないほうがいいな」
「妾は認めんぞッ!」
「運命だゾ」
ブーブー不満を漏らすアルに見事なカウンター。・・・ぬぐぐと押し黙るアルを見て、オラはニヤリと笑った。たまにはこういった仕返しもいいよね。
「っと、そろそろ始めるか。で、具体的には何をすりゃいいんだ?」
「うむ、魔術の本質は実践であるからの・・・実践を積んでもらうとしよう」
アルはオラの問いにそう答えると、手をかざす。と同時にページがぱらりと捲れ上がり、紙ふぶきとなった。そして、そのページは実体を作った、その姿は・・・。
「救いのヒーローぶりぶr・・・失礼ナイトゴーント登場」
二足歩行で立つブタになった。・・・何となくオラが子供の頃に描いたキャラクター『ぶりぶりざえもん』にそっくりである。オリジナルと違うのは背中に蝙蝠状の羽があるのと、ケツに鋭い尻尾があるだけである。・・・ってか今さっきぶりぶりざえもんって言おうとしなかったか?
「・・・このブタと戦えとそうおっしゃるのでせうか?・・・てか、ぶりぶりざえもんのパクリじゃありませんかね
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