第三部『TAKE ME HIGHER 〜機神咆哮ッ!ブラックロッジに反撃の狼煙だゾ!〜』
第9話「修行は用法用量守ってやりましょう」
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Side 神之介
−万事屋しんちゃん
「な・・・何でお前がここに?」
オラは妹、ひまわりに問いかける。本当にどうやって来たんだ・・・?
「何でって決まってるじゃん。お兄ちゃんが最近家に連絡入れないから来たんだよ。・・・本当に心配したんだから」
「う・・・悪かった。ってか、学校はどうすんだよ?高校生だろお前?」
そう、ひまわりは現在高校1年生。学業やらなんやらで忙しい時期だってのに・・・。そんなオラの心配をひまわりは軽く笑って返した。
「あ〜、その点に関しては大丈夫。学校には留学って言ってあるから」
「へぇ〜・・・留学ねぇ。んで何処にホームステイすんだ?」
「ここ」
・・・What?
「ごめん、もっかい言って」
「だから、ここにホームステイするんだよ?いいじゃん、兄妹なんだからさ〜」
「待て待て待て!ウェイトウェイトウェイト!しんさん貧乏なんですよ!只でさえ、居候が一人いるってのに、これ以上増えたら負担がましましになっちまいますのことよ!?」
ひまわりの衝撃発言にオラは大慌てで言う。負担が重なれば貧乏から極貧何でも屋にランクダウンしちまう・・・。あ・・・何か、悲惨なビジョンが見えた・・・。
「大丈夫だって。もう子供じゃないんだし、バイトしてお兄ちゃんの負担を減らすよ。それと、前々から思ったんだけどその娘誰?」
そういって、アルを見るひまわり。
「うむ、妾は神之介のしょゆうb・・・痛ッ!何をするしんのすけ」
「テメェ馬鹿か!そー言う誤解を招く言い方はやめろって言わなかったか!?」
問いかけに答えようとするアルをゲンコツで止め、怒鳴る。
「汝が妾の主であると言う事は事実であろうに」
「だからそれがダメだって言ってんだろーが!あの時のライカさんの反応を忘れたか!?危うく性犯罪者ってレッテル貼られかけたんだぞ!?」
「え?主?ど、どういう事?」
オラ達の会話を聞き、目をぱちくりさせながら問いかけるひまわり。こうなってしまえば隠し事は出来ないな・・・。そういうわけでオラはひまわりに洗いざらい話したのであった。
〜何でも屋説明中〜
「へぇ〜・・・そんな事があったんだねぇ」
全てを聞き終えたひまわりは一言そう言った。さも、驚いた様子を見せず。・・・まぁ、オラと一緒で過去に色々な体験をしているからなぁ、ひまわりも。・・・流石に、アルが紙へと変わって舞い上がったのは驚いていたが。
「何故、汝は平然と受け入れておるのだ?さも当然に」
「私、お兄ちゃんと一緒で小さい頃様々な事に巻き込まれてたからね〜。平行世界に行ったり、タイムスリップしたり・・・。私自身はその時赤ん坊だったから覚えてないけど」
「赤子で、そのような体験をするとはのう・・・。汝も中々の人生を歩んできたようだな。妾も
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