第3話 日本刀は大体1kg以上あることを頭に入れておこう
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での記憶があやふやでよく覚えていない)
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ーとある星のとある場所ー
ドアを開け、1人の"衛兵"が部屋に入ってきた。
「現刻《ゲンコク》将軍!」
"衛兵"の声を聞いてベットから2mを超える40代程の大男が起き上った。
「なんだ騒々しい」
「また無意識に"超技術《オーバースキル》"を使っていたのですか?
ひどくうなされていたようですが‥‥‥」
「‥‥‥‥‥まあな」
現刻と呼ばれた男は近くの窓を開いた。
外から涼しい風が流れ込んできた。
空に上った美しい月を見ながら、現刻はつぶやいた。
「ついに現れたか‥‥"鎧人"‥‥‥!」
それが聞こえた"衛兵"は現刻に訊いた。
「何か仰いましたか? 将軍?」
「‥‥‥いや‥‥‥‥何も‥‥‥‥」
そう言って現刻はまたベットに潜り込んで行った。
**********
ーアメリカー
アスラは目を開いた。そこには青い空が広がっていた。
『どうして外で寝てるんだっけ‥‥?』
先程までの記憶が浮かび上がって来ると
急いで体を起き上げた。
「痛ッッ!!」
アスラの身体に激痛が走った。
おそらく蹴られた時にやられたものだろう。
つまり、これがあるということは‥‥‥‥‥
「夢じゃなかったのか‥‥‥ハッ!迅!!」
ゆっくりと立ち上がり辺りを見回すと
瓦礫の山の隣に迅とマリーがいた。
すぐに駆け寄ってみると
マリーは座り込んで泣きじゃくっていた。
「アスラ‥‥‥迅さんが‥‥‥迅さんが死んじゃった‥‥‥‥グスッ」
アスラは座り込んだ。この現実を理解できずにいた。
「そんな‥‥迅‥‥‥オレに戦い方をもっと
教えてくれるんじゃなかったのかよ!
なぁおいッ!‥‥‥‥‥迅!!‥‥‥‥迅‥‥‥」
アスラは涙を止めることが出来なかった。
「うぅ‥‥うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「うわああああぁぁぁん!迅さぁ〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
2人は大声で泣き出した。
それを聞いたホークアイが2人の元へ走ってきた。
「何泣いてんだよ二人とも」
ホークアイは冷静に言った。
「何って‥‥‥迅が死んじまったんだぞ!‥‥クソォ‥‥‥」
「いや、迅さんは生きてるよ」
「‥‥‥‥‥‥え?」
2人は顔を見合わせた。そして、下を向いた。
よく見るとわずかながら呼吸をしていた。
‥‥‥‥それはいびきのようにも聞こえた。
「オレも最初見たときは死んでるかと思ったよ。でもよく見たらさ、寝てんじゃん。
ていうか、心臓動いてないかとかちゃんと調べたのか?」
改めてアスラは
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