41話
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はそんな関係じゃ・・・・。」
そう言うと後ろのアーニャがアタフタとなりモジモジし始めました。
ですが、私自身にはまだ彼女に対してそういう感情を持つことが出来ないのでその様子は見なかった事として話を続けます。
「あいにくとそういう関係ではありませんよ。私が彼女に対して罪悪感を持っていますから。どうしても被害者である彼女を守ろうとする感情を持ってしまいますから。」
「戒、私は気にしていない。その事は気にしないで。」
『なるほど、訳ありの関係なんだという事か?ならこの話は終わりだ。』
「それがいいでしょう。聞いていても楽しい話ではありませんから。」
『話は戻すが、なんでまたアイドネウス島のDC本部に侵入したんだ?』
「欲しいものがあったんですよ。」
『オイオイ、そりゃ、泥棒だろう?まぁ、そのおかげでこのデータが手に入ったんだで強くは言えないがな。』
そんな事を話しながら思う事はアイドネウス島のDC本部に侵入して最も欲しかったデータが手に入らなかった事です。
グランゾンのデータはシュウ・シラカワの性格を考えて手に入らない可能性が高い事は分かっていましたが、ヴァルシオンのデータは手に入れることが出来ると思っていました。
しかし、どこを探してもヴァルシオンのデータを入手することが出来ませんでした。
今思えば、ジェイルからガジェットを通じて私のデータを入手していた為にビアン博士は隠していたのだと思われます。
ですが、そう考えるとどうしても納得できない事があります。
アースクレイドルの情報、バレリオンのデータなども隠すことが出来たのにしていなかった事、ゲイムシステム、ヴァルシーオネ、ODEシステムなどの複数のデータが隠されていた事があります。
なぜすべて隠さなかったのかがよくわからなかったのでした。
直接聞くしかないのでしょうが、聞き出すことが出来るかが不明です。
因みに私はこの時知りませんでしたが、ジェイルのガジェットによる交友関係はエリック・ワン、エンジ・オヅヌ、キサブロー・アズマなどの名だたる科学者とガジェットを利用して連絡を取り合い意見を交換していたようです。
それにしても、ジェイルという男は優秀なんですが、愉快犯的な性質を持ち扱いずらいのが玉に瑕ですね。
そんな事を考えていると偵察の範囲内の海中にバレリオンらしき物体が複数感知しました。
そのバレリオンが動き出そうとしているのも感知したのでウプウアウトを最前線に移動させました。
『オイ、どうしたんだ!?急に前方に』
イルム中尉が通信をした直後に海中より砲台のような機体が海中より浮上してきました。
そして、一斉にビッグヘッド・レールガンを放ってきました。
私はリュウセイが緊張していたためか反応が遅れた為に回避行動
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