41話
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には不可能でないかと思っていたためですが杞憂に終わりました。
私は気絶が1回、制御ミスが3回の計4回墜落しました。
気絶の理由は急激な方向転換についていく事が出来なかったことが挙げられます。
二つを利用すると前方へ進んでいたのが、方向転換すると今まで圧力が前方に掛かっていたのに方向転換した直後にそれが無くなり、曲がった方向に圧力が掛かります。
そのために、方向転換を連続で行うと圧力の変化に脳がついていかずに気絶してしまうようでした。
制御ミスもT−LINKシステムがあるのに3回もミスしてしまった事に自身の才能の無さを悲観してしまったほどです。
それにしても、ライの場合は下が海でよかったと思いました。
私の場合、月面だったので地面に叩き付けられてしまいかなり痛い思いをした事が印象に残っています。
ライが海に墜落してその事を話し、大したことではないと説明するとイルム中尉とリュウセイがドン引きしていましたが、防御システムとしてEフィールドとG・テリトリーがあるのでそれ程問題は無いはずです。
『オイ、戒。ここに配置されていると思うか?』
私が考え事をしているとイルム中尉が話しかけてきました。
「何がですか?」
『オイオイ、お前さんがオレらが帰るときにあのディスクを艦長に見せてくれって頼んだんだろう。』
「あなたも見たのですか?」
『ああ、渡した後に艦長に呼び出されてなぁ。パイロット全員で確認させて貰った。その中にバレリオンという機体のデータがあった。今まで確認できていないのはバレリオンだけだ。ここに配置されていると思うか。』
「そうですね。素人の私見ですがいいですか。」
『ああ、構わんよ。』
「私ならここに配置します。バレリオンという存在がばれていないとすれば、海原であるここは潜水艦や艦艇、そして、長距離ミサイルに注意すればいいと思っている敵に対して絶好の奇襲ポイントになりますから。」
『まぁ、そうだろうな。お前さんが居なければ気が付かずに奇襲を許していただろうな。』
「それで何が聞きたいんですか。」
『あのディスクのデータはDCにとって機密といえるモノだ。どうやって手に入れたんだ。』
「直接、アイドネウス島にあるDC本部に侵入した時に拝借したのですが、どうかしましたか?」
そう言うとイムル中尉は一瞬、呆然としてしまいます。
『そりゃ、本当なのか?』
「何なら今度、伊豆基地にあるあなたの部屋の中で待っていましょうか?」
『勘弁してくれ。自分の部屋で男が待っているなんてゾッとするよ。そちらのお嬢さんなら別だが。』
「リン社長にチクリましょうか?そうなるとますます出入り禁止の期間が長くなりますよ。」
『ほぉ〜、さすがに恋人は庇うんだな。どこまでいったんだ?』
「わ、私と戒
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