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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第443話】
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の感想はどうかしら? それと、君のお兄さんである有坂くん、今はどう映って見える?」


 篠ノ之同様の矢継ぎ早な質問に、美冬は驚くも、一つ一つ答え始めた。


「代表候補生候補って微妙な立場は、確かに当初は変に感じましたが……それも日本の政府の方が色々気を使ったみたいで。 ……代表候補生の試験の時、私……熱が39度近くあって、色々ミスが重なって代表候補生から落ちたんです。 ですが、適性や熱が出てもある程度の課題をこなせたから、埋もれさせるには勿体無いって形で『候補』という形になったのだと思います。 ……他にも、政府に言われてないだけで代表候補生『候補』は無数にいると思いますけどね」

 最初の質問を丁寧に答える美冬、熱冷ましの注射を打つという手もあったが、その後二週間寝込む可能性があったためそれは止め、代表候補生のテストが終わり次第学校の校長先生に送られて帰って来たんだよな。

 その後は俺も寝ずに看病して、美冬が食べたい果物何かを買いに走り回ったよな……。

 懐かしい記憶が蘇る、その間も美冬は質問に答え続けた。


「専用機は……村雲は、お母さんが最初に作ったISって事で大事にしたいです、技術等はアメリカの通称F.L.A.G.と呼ばれる財団等も使われてますから、日米共同開発といえばそうかも? 何て、向こうの財団の総帥、ナイトさんはあまり日米共同開発って事を気にしてませんが」


 あまり俺も詳しくはないが、分子結合殻を纏ったドリームカーの開発が云々って訊いた気がしなくもない。

 まああまり考えても仕方ないため、次の美冬の質問の答えに耳を傾けた。


「お兄ちゃんの事は昔から変わらないですよ? 対比させられて、お兄ちゃんもしかしたら美冬の事嫌いなのかなって昔は悩みましたけど、今は兄妹仲も良いですから♪」


 そう言って腕をとる美冬、柔らかな乳房に挟まれた腕に、前にパイズリしてもらった時の事を思い出してしまった。


「ふふっ、兄妹仲が良いのね♪ ……じゃあ次、飯山さんに質問。 途中転入だけど、やっぱり有坂くんを追い掛けて学園に来たのかしら?」

「えっ!? ……は、はぃ……。 ど、動機としては不純ですけど、ずっと小さい頃からヒルトと同じ学校で卒業したいですから」


 確かに端から訊けば不純な動機だろう、だが俺としては凄く嬉しく思う。

 未来の事、ずっと好きだったし、そんな幼なじみがわざわざ俺を追い掛けて学園に来たってのは嬉しいものだ。

 未来を見ると、質問の答えが恥ずかしかったのか手で顔を扇いでいた。


「成る程、じゃあ……適性に関してだけど、最初から適性Sなら政府から入学を薦められたんじゃないかしら?」

「は、はい。 結構連日、政府の偉い人からの電話とかも
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