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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第443話】
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様な事は出来ないだろう。


「成る程ね。 無難な回答だけど、男の子ならいきなり女子校に入ったらそう思うわよね?」

「えぇ、後はやはり周りが女子ばかりというのもあって色々気を使う場面が多々ありますし。 それでも、この学園に来れた事は自分にとっては良かったと思います」

「うんうん、やっぱり学園生活をエンジョイしないとね? その気持ちのまま、織斑くんのハーレム・キングダムを乗っ取っちゃいなさい♪」

「ははは……」


 渇いた笑いしか出なかった、隣の美冬からジト目で睨まれたからだ――美冬と関係をもってから、結構美冬の勘の冴えに苦労する。

 ……去勢だけはされないようにしなければ。


「有坂くん、回答ありがとう。 さて、それじゃあ次は篠ノ之さん、貴女にはお姉さんの話を――」


 黛さんの質問を遮る形で立ち上がった篠ノ之、姉の篠ノ之束の話題はタブーなのだろう――姉の篠ノ之博士には俺も嫌われてるし、腹に一撃もらった事も忘れてはいない。

 咄嗟に打点をずらした為大事に至らなかったが、ずらさなければ内臓器官にダメージを負っていただろう。

 立ち上がった篠ノ之を、黛さんは眼鏡を指で持ち上げ、かけ直しながら――。


「……ディナー券あげないわよ?」

「うっ!」


 その一言が効き、大人しくソファにかけなおした篠ノ之、とりあえず物には弱いようだ。


「うふふ、そうこなくっちゃね。 ――それで、お姉さんから専用機をもらった感想は? 何処かの国家代表候補生になる気はないの? 日本は嫌い?」


 矢継ぎ早の質問、気になった所を色々質問してみたいのだろう――が、『お姉さんから専用機をもらった感想は?』というのは正しい内容ではない。

 篠ノ之は姉に専用機を『おねだり』した――だが、もしかすると報道では姉から専用機をもらった形になってるのかもしれない。

 軽く息を吐くと同時に篠ノ之が答え始めた。


「紅椿は、感謝しています。 ……今のところ、代表候補生に興味はありません、各国からの勧誘は多いですが」


 この勧誘の多さというのは、唯一の第四世代機という事もあり、その技術の吸収を目論んでるのが各国の本当の狙いだろう――まあ篠ノ之がその事実に気付いてるかといえば、答えはNOとしかいえない。


「日本は、まあ、生まれ育った国ですから、嫌いではないですけれど」


 最後の質問に答えた篠ノ之、黛さんはうんうんと頷き――。


「オーケー、オーケー。 篠ノ之さん、答えてくれてありがとう。 じゃあ次は、有坂さんに質問ね? 当初は代表候補生候補という立場上微妙な立ち位置だったけど、改めて代表候補生になった感想は? 後、お母さんである有坂博士が開発した専用機
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