第一部 学園都市篇
断章 アカシャ年代記《Akashick-record》
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、愚者を嘲るように呪われたフルートをか細く鳴らし、くぐもった太鼓を下劣に連打して躍り狂う蕃神達より────…………
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目を醒ます。無窮の神苑から、有垢なる穢土に。具体的には……警備員の拘置所に。
何でも、通報により駆けつけた彼らが見たものは……昏倒した嚆矢の姿。一応は寮監の話により無罪放免は確定しているが、放置はできないので運んだとの事。
──危うく前科が付くところだったぜ……勘弁してくれ、こちとらもう、未成年者保護法は適用されねぇんだから。
丁寧に礼を述べて後にした拘置所、道々嫌な汗をかいた体が冷え、ざらつく感覚がするのは、倒れた際に砂埃でも浴びた所為か。或いは────付き従う影が、異様に濃い所為なのか。
帰り付くのは十時にもなろう、そんな遅くに風呂を遣わせて貰うのは心苦しいと、嚆矢は管理人の撫子に遠慮して。
「よし、銭湯にでも行くかな」
純銀の光を放つ黄金の月が見詰める中、またもや運命の選択を誤ったのだった。
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