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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
序章 出会い
Story4 花時の殲滅団
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は愛想良く笑顔を浮かべながら名乗る。

「ティ、ティール・ラングだ。よ、よろしく。」

ティールは恥ずかしがりながら不器用そうに名乗る。

「私はサーニャ・アドミーア!仲良くしようね、エメラ!」

サーニャは満面の笑みを浮かべて名乗る。

「俺はジーハスだっ!ジーハス様と呼び」
「はいはいはい、変な事は言わなくていいから。」

冗談(ジョーク)を混ぜながらジーハスが名乗る。

「私はレーラニア・ホール。皆からは“レーラ”って呼ばれてるから、エメラも気安く呼んで。」

三つ編みを揺らしながらレーラが名乗る。

「そういえば、リンだけじゃなくてティール達も刀を持ってるんだね。」

エメラがティール、サーニャ、ジーハス、レーラという順に4人の腰に差している刀を見ていく。リンは刀を2本持っているが、4人は1本だ。

「皆私より強くてね〜。」
「俺達が“強い”なら、リンさんは“神と同じくらい強い”ですよ。」

リンが笑いながら言い、ティールの言葉にサーニャ、ジーハス、レーラも首を縦に振った。

「この5人はチームを組んでいて、全員刀を使って戦うんだ。」
「その事から生まれた、リン達5人の異名―――――」

コテツとバンリが呟いた。
リンの赤いリボンに付いている鈴がチリンと鳴り響き、ティールが刀にそっと触れ、サーニャが顔に掛かった髪を掃い、ジーハスが白い歯を見せながら笑い、レーラが三つ編みを揺らした。





「―――――花時の殲滅団(ブルーム・ブレイカーズ)。」






リンが微笑んだ。

「そんな事よりエメラ、早速聞いて良いか?」
「私が答えられる範囲の質問なら、何でも良いよ。」
「んじゃぁ聞くけど、“記憶の宝石”ってどんな物なんだ?色とか、形とか、具体的に言ってくれねーと探し様もねェからさ。」
「おぉ!ジーハスにしては真面目な事聞いてる!」
「すごぉ〜い!」
「驚いたわね。」
「お前等俺をバカにしすぎだろっ!?」

漫才(コント)のような4人の言動に、その場にいた者は全員お腹を抱えて大爆笑をする。
ようやく笑いが収まったエメラが手で6角形を作りながら口を開いた。

「えーっと、宝石の色は薄ピンク色で、形は6角形。大きさは、この腕輪の窪みに嵌まるぐらい。」

ポンチョ風の白いパーカーの左袖を捲って、銀色の腕輪の窪みを見せると、リンが顎に手を当てて考え込むような姿勢を取った。

「薄ピンク色で、6角形の宝石・・・私、それ持ってるよ。」
「えっ!!?」

花時の殲滅団(ブルーム・ブレイカーズ)以外驚嘆の声を上げた。
リンは白黒(モノクロ)のストライプ柄のスキニーパンツの左ポケットに手を突っ込み、仲から“記憶の宝石”を取り出し
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