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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
序章 出会い
Story4 花時の殲滅団
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えた。
そんなジーハスの右腕には、オレンジ色の妖精の尻尾(フェアリーテイル)の紋章が刻まれていた。

「お、お前等も妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士かっ!俺の部下達に攻撃をしたからには」
「勝手に話を進めるな。」
「!?」

グリフトの言葉を遮ったのは、額に十字の傷跡、右頬に火傷の跡がある少年だった。

「おっ、ティールのお説教タイムの時間が」
「ジーハス、毎度毎度下らない事をいちいち言う必要ない。」

『ティール』と呼ばれた少年はふざけた調子で言うジーハスの言葉を呆れながらも遮り、視線をグリフトに戻し口を開いた。

「先にお前の部下と戦っていた俺の仲間に、お前は「部下に攻撃をしたら人質を痛めつける」みたいな事を言ったんだろ。仲間はそれに従い、お前の部下には一切攻撃をしなかった。だが、今ここに駆けつけた俺達には言っていない。なら、お前の部下に攻撃しても構わない、という事だろ?」
「くっ・・・」

正論を次々と述べるティールに何も言い返す事が出来ないグリフトは顔を顰める。

「ならば、今人質を痛めつけ」
「残念だが、もう人質はいないよ。」
「何ッ!?」

グリフトの言葉を再び遮ったティールの言葉にグリフトは目を見開き、慌てて檻に視線を移すと、ティールの言うとおり、檻の中に人質になっていたハッピーとシャルルの姿は影も形もなかった。檻は粉々に砕けていて、なぜか檻の周りが水浸しになっていた。

「ティールー!言われたとおりハッピーとシャルルを助けたよーっ!」
「ナツー!」
「ウェンディー!」
「無事だったかハッピー!」
「シャルル!良かったぁ〜。」

檻から解放されたハッピーはナツに飛びつき、シャルルはウェンディの腕の中に飛び込む。

「ありがとう、サーニャ。」
「どう致しまして。」

『サーニャ』と呼ばれた、ウェーブの掛かった水色の髪の毛の少女は嬉しそうに微笑んだ。

「ティール、サーニャ、ジーハス、レーラ、お前達がどうしてここに?」
「ギルドに帰って来てすぐじーさんに、クエストに行ったお前達の帰りが遅いから何かあったかもしれねェから様子を見に行ってくれって言われて、黄色い揺り籠(イエロークレイドル)のギルドの場所を教えてもらって、助太刀に来たって訳だ。」

エルザの問いに、白い歯を見せながらジーハスがさらっと答えた。

「ルーシィ、この人達は・・・?」
「ギルドのメンバーよ。ギルドに帰ってから紹介するわね。」

4人を初めて見て戸惑うエメラの問いに、ルーシィはウィンクを1つしながら答えた。

「お前等4人がいるっつー事は、アイツも来てるんだなっ!?」
「もちろん!」

ナツが目をキラキラ輝かせながら問い、サーニャが嬉しそうに首を縦に振ったその時、チリ
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