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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
序章 出会い
Story4 花時の殲滅団
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妖精の尻尾(フェアリーテイル)、絶体絶命!と思ったその時―――――、

「ギャーーーッ!」
「グォオオォオッ!」
「!!?」
「何事だっ!?」

黄色い揺り籠(イエロークレイドル)のギルドの入り口から悲鳴が聞こえ、ナツ達もグリフトもルーシィ達に襲い掛かろうとしていた男達も、視線を悲鳴が聞こえた方へ移した。見ると、次々と黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士達が倒れていたのだ。

「おい!攻撃したら、ハッピーとシャルルが・・・!」
「うわーっ!」
「情けない声出さないのっ!」

イブキが青い顔をして声を荒げ、檻の中でハッピーが情けない声を出し、シャルルが腰に手を当ててハッピーを叱りつける。

「いや、攻撃をしているのは私達じゃないぞ。」
「えっ?」
「何だとっ!?」

冷静を取り戻したエルザの言葉にルーシィは首を傾げ、グリフトは驚嘆の声をを上げた。
エルザの言うとおり、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士は誰も黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士に攻撃をしていない。なのに次々と黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士は倒れていく―――――。

「!」
「どうしたのナツ?」
「このにおい・・・アイツ等だっ!」

通常の人間より嗅覚が優れているナツが嬉しそうに顔を誇らばした。

「吹き荒れろォッ!」
「グァアアッ!」
「うがああああああああっ!」

山吹の花弁が舞う、渦巻く旋風が黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士達を吹き飛ばしていく。

「闇に堕ちろ。」
「うああぁあぁぁあああっ!」
「ヒィイイィィイ!」

撫子の花弁が舞う、黒と紫色をした闇の閃光が黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士達の体を貫いていく。

「儚く、砕け散れ。」
「ぐはァ!」
「うぎゃあぁぁあああっ!」

菊の花が開花するように、眩い光と灼熱の炎を噴出しながら黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士達を爆発に巻き込んでいく。
黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士達はあっという間に全滅してしまい、残るはギルドマスター、グリフトただ1人―――――。

「ヒュー。相変わらず、レーラの攻撃は恐ろしくて綺麗だな。」
「ジーハス、それは褒めてるの?貶してるの?」
「当然、褒めてるに決まってんだろ。」

『ジーハス』と呼ばれた、明るいオレンジ色の短髪の少年が口笛を吹いて、アフロになった黄色い揺り籠(イエロークレイドル)の魔道士達を面白可笑しそうに、白い歯を見せて笑う。
それを聞いた『レーラ』と呼ばれた、銀髪の髪の毛を項辺りで1本の三つ編みに束ねた少女がキッとジーハスを睨みつけて問う。
睨みつけられたにも拘らず、ジーハスは白い歯を見せながら笑って答
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