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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
序章 出会い
Story4 花時の殲滅団
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―闇ギルド
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
―
「ぐァあっ!」
「ナツ!キャアアァアッ!」
「余所見は危険だぜ、お嬢ちゃん♪」
男が、がら空きだったナツの背中に魔法弾が命中し、呻き声を上げたナツを振り返ったルーシィの隙を突いて、男が伸縮する鞭でルーシィの足首を叩く。
「コイツ等・・意外に、やるぞ・・・!」
「だから言ったろ?俺達
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
の魔道士は、そこらの闇ギルドの魔道士の連中とは、一味違うってな。」
「甘く見てたてめェ等の計算ミスって事だ。」
「くそっ。」
顔を顰めて呟いたグレイの言葉に、
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
の2人の魔道士が、超が付くほど上から目線で挑発気味に言い、悔しそうにアオイが唇を噛み締めながら
青竜刀
(
セイリュウトウ
)
を構え直す。
「てめェ等、
妖精の尻尾
(
フェアリーテイル
)
の魔道士だろ?
尻尾
(
しっぽ
)
を巻いてとっとと逃げやがれーっ!」
「ブハハハハハハハッ!」
「チッ。」
「うぅ・・・」
「んだとごらァァアッ!」
「おー、怒った怒ったー。」
「へっ、こんくれェの事で怒るなんて、所詮まだまだガキだな。」
別の
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
の魔道士の言葉に、
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
の魔道士全員が大爆笑する。
イブキが舌打ちをし、コグレが拳を固く握り締め、起き上がったナツが吊り目の目を更に吊り上がらせて怒鳴るが、
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
の魔道士はバカにするばかり。
モミジ山へのクエスト以来、すっかり馴染んでしまったナツ、ルーシィ、ハッピー、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルル、エメラ、コグレ、アオイ、イブキ、バンリの10人+2匹は、再び“記憶の宝石”を探しに【闇ギルド、
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
討伐 120万J】というクエストを受けた。
そして現在、討伐目的である
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
のギルドにいるのだが、予想以上に
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
の魔道士達が手強い上に、ハッピーとシャルルが
黄色い揺り籠
(
イエロークレイドル
)
のギルドマスター、グリフトに捕らわれ人質(
猫質
(
ねこじち
)
?)にされてしまい、思うように手が出せない状況に至っていた。
「ウェンディー!」
「ナツー!助けてー!」
大きな椅子に深く腰掛けているグリフトの近くにある、小さな檻の中に閉じ込められているハッピーとシャルルが叫ぶ。
「シャルルとハッピーを放してっ!」
「無理だね。」
「うぁああぁあっ!」
空気の渦を纏った拳を振りながらウェンディが叫ぶが、拳は避けられてしまい、逆に魔法剣で斬りつけられる。
「人質を取るなんて卑怯よっ!」
「闇ギルドに「卑怯」という言葉は存在し
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