5部分:第五章
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を聞いていて述べた。
「あいつ最初から理沙ちゃんゲットしていたんだな」
「そうよ。あそこまで強烈に想う」
「そのことでよ」
まさにそれでだという返答だった。
「もうその時点で決まってたのよ」
「そうだったのかよ」
「そう。だっていつも絵に描いてるのよ」
それも昔も今もである。
「じゃあねえ。誰だってわかるし」
「そうそう。しかも純粋だしね」
「一途にあそこまで想われたら」
「応えないと。もうね」
「そういうものよ。女の子ってね」
こう話す女組だった。
「かくしてああなったのよ」
「全部絵に出てたからね」
「言葉も答えもね」
「そうなんだな。今回って」
「ああ、実はか」
「そうなってたんだな」
男組は女組のそんな言葉に納得して頷くのだった。何はともあれ話は幸せな結末を迎えた。雄一郎は理沙を描き続け理沙も雄一郎の絵を受け取る。そんな二人の幸せは深まるばかりだった。
絵に出てる 完
2011・1・28
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